このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
「今まで生きてきた中で最も幸せな元日」を今年は過ごすことができた。 朝7時から開門待ちに並ぶ予定だったが寝過ごしてしまい、結局8時半過ぎにサポーター仲間の列に合流。 約3時間ばかり、冷たい冬の空気にさらされながら開場を待った。 途中、日本酒で体を暖めながら寒さをしのいでいると、11時過ぎにはお日様が顔を出して寒さは和らいできた。 11時半の開場時には後ろを振り返るとものすごい長蛇の列ができていたが、 私たちのグループは前から18番目だったので、スムーズに入場することができた。 後ろの方に並んでいた人は、中に入るまで30分以上かかった人もいるらしい。 スタンドへ入ると27番ゲート付近、ゴールほぼ真裏のピッチからかなり近い場所に陣取る。 国立のエスパルスというとたいていアウェイ側なのだが、今回は久々にホーム側。 こちら側のスタンドがこんなに陽があたって暖かい場所だとは今日まで知らなかった(笑) 試合開始のかなり前から応援コールが始まり、後ろを振り返ってみるとホーム側ゴール裏はすでにオレンジで埋めつくされていた。 こんなに気合の入ったゴール裏は久々に見た。 (去年の天皇杯決勝では試合前にサポーター同士でかなり揉め事があった) 試合が始まるとセレッソの猛攻に歓声というよりも悲鳴が多いゴール裏。 私も「集中」と書かれただんまくを振りかざしシャウト。 しかし途中、後ろの別のサポーターグループから「試合が見えない」とクレームが入ったので、胸のあたりに持ちながらの応援に。 押され気味の展開ながらも前・後半にそれぞれ1点ずつ効率よく得点したので 、応援も終始小気味いいノリで繰り広げることができた。 森岡の後半のヘッドが決まった時はボルテージも最高潮、この時は優勝の美酒を早くも確信したが・・・ 土壇場まできて2点差を守りきれないのも悪い意味でエスパルスらしかった(苦笑) だが5年前のナビスコ杯でも同様の展開で追いつかれながら最後はきっちり優勝をモノにしていたので、 後半終了時点でも不思議とそう悲観していなかった。 逆にその時は「青息吐息」の状態だったので、早く後半終了の笛が鳴ってほしかったくらい(^^;) 延長に入ってからは清水も息を吹き返したように映った。 もう喉はガラガラ、足はガクガクだったが、歓喜の瞬間を信じてこちらも最後の力を振りしぼって応援・・・ そしてついに来た劇的フィナーレ! 最後のVゴールのシーン、アレックのクロスにバロンが合わせるも一度はGKにはじかれたところ、もう1度バロンが体で押し込んだあの一瞬は、なんだかとてもスローモーションにボールがゴールネットに吸い込まれていったような錯覚に見舞われた。 それからはもう頭の中は真っ白、気づいた時には表彰台の上にいる森岡に合わせて「1,2,3,ダァーッ!」と叫んでいる自分がいた。 表彰式も終わりに近づいたころ、スタジアムに突然「王者の旗」が流れる意表を突かれる展開。 本来ならこの曲はホームの日本平での限定(しかも勝った時のみ)のハズなのに、これはイキなはからいだ。 もちろん曲に合わせてサポーターも大合唱を始める。 私は2コーラス目の途中で不覚にも涙をおさえることができなくなていた。 誇り高く舞え 我らの夢 歌い終わった私たちの顔に降り注ぐ西日は真冬と思えないくらい暖かく、そしてきれいなオレンジ色をしていた。 |
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