2ピリ。
序盤の5:3のPPのチャンスを逃した後はコクドペースに。
胃が痛くなる展開。
しかし、西武はよく守っている。
攻撃には疲れが見えてきているが、守備は今シーズン最高の出来栄えだ。
3ピリ。
西武が再びバックを支配できるようになってきた。
そして・・・
5:40 上野の勝ち越しゴール!
西武の中では数少ない本州人のベテランが
ここ一番で決勝点となるゴールを叩きこんだ
さらに・・・
10:27 マッツの貴重な追加点
そして、久々に巡ってきたPPのチャンスを
スペシャルセットがきっちりと決めてくれた。
これで一気に歓喜の瞬間が近付いてきたように感じたが
11:28 コクド タッカー意地の追撃弾
しかしこれは、どうすることもできない素晴らしいゴールであった。
選手もそれが充分分っていたのだろう。
この失点にも決して気持ちが「守り」に入ることはなく、
前へ前へ、積極的に押し込んでいった。
16分過ぎ、スタンドの動きがあわただしくなる。
優勝決定の瞬間の投げ込む紙テープの配布が始まったのだ。
18分過ぎ、コクドがタイムアウト。
その後、6人攻撃で「最後の猛攻」を仕掛けてくる。
さすがに西武も浮き足立ってきたか、パックが手につかなくなってくる。
スタンドの西武ファンからは悲鳴ともとれる声援が盛んに飛ぶ。
19分過ぎ、プレーが止まった所で今度は西武がタイムアウト。
絶妙のタイミングだ。
なぜだか、この瞬間に「勝ったな」という安心感が湧いてきた。
西武DFがパックを敵陣へ大きく切ったところで残り約20秒。
コクドのアタックチャンスもあと1回だけだろう。
コクド、最後の力を振り絞って西武陣内へ突入してきた。
「守れ〜!」
残り10秒。パックキャリアをボード左隅で必死に抑え込む。
「抑えろ〜!」
「出させるな〜!」
9,8,7,6・・カウントダウンの大合唱が始まる。
パックは出てこない。
「そのまま〜!」
5,4,3・・・大合唱のボリュームがMAXにまで膨れあがり・・・
2,1,・・・!!!!
ブザーが高らかに鳴り響いた。
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