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11/12 王子戦
西武7−1王子

1P2P3PTOTAL
西武4(10)1(7)2(13)7(40)
王子1(9)0(10)0(5)1(24)

●ゴール
02:14 西武 G藤田 A小堀朋&小林友 (PPG)
03:55 西武 G樺山 A高橋&大川
10:47 西武 G小林友 Aブライト&ウェルズ
17:18 王子 G城野 Aバウチン&ペトレンコ
19:20 西武 G小林友 A藤田
32:12 西武 G上野 A小野
46:13 西武 Gブライト A伏見(SHG)
54:36 西武 Gウェルズ


年に1回見られればラッキーとしかいいようのない圧勝劇。
もう「ごちそうさま」って感じで、自分が陳腐なコメントをつけるのが 何だか申し訳なく思うほどの充実したゲームであった。

そこでとりあえずは、得点シーンのみを列挙。

【1点目】1発目のPPをいきなり決めた。
Aゾーンで回して兄が左後方からショット。
リバウンドをライアンが叩き込んだ。

【2点目】ダンが左斜め前へロングパスを試みる。
これが王子の選手の正面へ飛んだが、レシーブし損ねて後ろへそらし、 裏を取っていた拓へパスが通る。
左サイドをそのまま持ち込んでセンタリング、中央へ飛び込んだマッツが このパスにダイレクトで合わせた。

【3点目】Aゾーンに攻め込み、ウェルズのパスバックを受けブライトが ロングシュート、リバウンドを友人が押し込んだ。

【唯一の失点】KP明け直後、Dゾーンでパスを回され、最後はバウチンの パスをゴール左前でフリーで待っていた城野に叩き込まれる。

【4点目】右サイドをライアンが持ち込みセンタリング。
ニアにいたクリスはスルーして、 中央左寄りに走り込んでいた友人がワントラップしてゴールに叩き込む。

【5点目】Dゾーンでの混戦から流れ出たパックがセンターラインを越える。
これに小野がいち早く追いつきそのまま中央を持ち込み1対1の局面。
これは飛び出してきた岩田に阻まれるも、こぼれたパックに上野が 詰めて空いたゴールに流し込んだ。

【6点目】キルプレー中、ルーズになって前方に流れたパックを クリスがフリーで支配する。
センターライン付近からそのまま持ち込み1対1の場面を作り落ち着いて決めた。

【7点目】Aゾーンのブルーライン少し入ったところの丁度ゴール正面の スペースにルーズになったパックが出る。
これを後方から走りこんできたウェルズが抑え、 そのまま持ち込んでゴールへ突進。
王子の選手は誰もこれにチェックへ行かず「モーゼの十戒」状態に(笑)
結果、ゴーリーと1対1になり、これをゴーリーの飛び出しをかわして 器用に決める。


1ピリ開始早々の連続2ゴールが勝負を決めた。
たまらず王子は2失点目の後にすぐタイムアウトを取って建て直しを図るが 流れは取り戻せずこの後も失点を重ねていく。
西武はシュート10本で4点。そのゴールのどれもが「ドロ臭さ」を感じさせない 綺麗な得点シーンばかりであった。
何の抵抗もできずゴールネットを揺らすパックを見送り続けるだけだった相澤は哀れこのピリオドだけで氷上から消えてしまった。

2ピリに入って王子のゴーリーは岩田に交代、気合を入れ直して反撃を 仕掛けてきた。
かなり冷汗をかくシーンも多かったが、王子のラストパスの精度が悪いことにも 助けられて失点するまでには至らなかった。
このピリオドは西武が押される展開になったが、大量リードで精神的にも 余裕があるのか、守備面でも冷静に対処し続け安心して見ていられた。
決定機は2、3回程度しかなかったが、その内の1回を逃さずきっちり決めた。

3ピリは立ち上がりの頃は王子もまだ最後の意地を見せていたが、 せっかく得たPPのチャンスに逆にSHGを決められて ここで完全に切れてしまった様子。
対する西武も攻め疲れが出たのか流しているようなプレーに終始。
しかし守備の集中は最後まで切らさずダラけた雰囲気は感じさせない。
カウンターアタックにを有効に使った「省エネ攻撃」でソツなく加点。

圧倒的に攻めつづけた訳ではないのに終わってみれば6点差の大勝。
今日は本当に「何をやってもうまくいく」ツキまくりの1日であった。
まぁ攻撃は水モノだからこれからはこう巧くはいかないだろうが、 守備の充実は本物と見て間違いないだろう。
危険なスペースを事前に察知して、素早くそれを消す動きがきっちりできている。
ゴーリーとの呼吸も合ってきているように感じる。
リバウンドがでても相手より早く反応して、安全な位置にパックを逃がす プレーもしっかりこなしている。

あまり目立たないが、ここ4試合でわずか5失点のダスティは完全復調した といっていいだろう。


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