このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
1P | 2P | 3P | TOTAL | |
西武 | 0(11) | 1(20) | 1(8) | 2(39) |
---|---|---|---|---|
コクド | 1(7) | 2(4) | 0(13) | 3(24) |
「最後くらいは意地を見せて勝利で締めくくってほしい」という
ファンの都合の良すぎる願いは、当然のごとく叶わなかった。
まぁ、意地だけで勝てるのなら最初からやってるワな(苦笑)
故障中でしかも前日6失点、阻止率70%台のゴーリーなぞ
さすがに今日こそは使わないだろうと安心しきってていたら、
氷上には結局ダスティの姿が・・・
西武戦を観戦してきた中で、初めて試合開始前に敗北を確信した。
しかもそれが、リーグ最終戦でとはねー。
それでも開始わずか8分で3失点した前日とは違い、奇跡的に
1ピリ序盤の10分を無失点で切り抜けることができた。
ただし、被シュート自体もまだこの時点では少ない。
選手の中に「シュートを打たれたらもう終わり」という危機感が
浸透してたのだろうか(苦笑)、早めのチェックでコクドFW陣を
ディフェンスゾーンに寄せ付けなかった。
しかし10分過ぎ、コクド側ブルーライン付近での小堀兄の
レシーブミスを鈴木にさらわれ、ブレイクアウェイを決められた。
哀しいことだがパックを奪われ鈴木が独走に入った時点で、
すでに「入ったな」と確信できた。
案の定、ダスティはまったく反応できず、おちょくられながら
シュートを打たれる屈辱的なシーンまで見せられてしまった。
西武は前日同様攻めようとする姿勢は強く見えるのだが、
気持ちばかりが先へ行き過ぎて空回りしている様子。
レシーブミス、息の合わないパスワーク、みえみえのフェイク、
せっかく絶妙のラストパスが出ても誰も反応せず・・・
そして決定的なシュートもポストに嫌われたり、あるいは
最後の晴れ舞台に燃える?「日本一のサブゴーリー」の好守に
何度も阻まれ、イライラとため息だけの展開が続いた。
それでも2ピリ開始まもなく、1度は同点に追いついた。
これはG前の混戦の中で菊谷がバランスを崩してゴールから
かなり離れた位置で転倒し、ガラ空きになったゴールへ
ルーズパックを拾ったジェフが押し込んだもの。
ラッキーゴールながらもファンのボルテージは一瞬だけ上がった。
しかし掴みかけた流れをやすやす手放してしまうのが今シーズンの
西武の悪いパターン。
押し気味に進めてるのに一瞬のミスから2失点を喫して
2ピリ終盤で早々と敗戦モード。
3点目などはショートハンドゴールでさらに精神的ダメージ大。
2ピリは結局、西武がシュート20で1点しかとれなかったのに
対して、被シュートわずか4本なのに2失点を喰らった。
このシュート数とスコアのアンバランスさがこれも今シーズンの
西武を象徴してるようだった。
3ピリに入ると今まで無駄なエネルギーを浪費したツケが来て、
足が完全に止まっていた。走れないうえにパスの精度もなくなり
得点できそうな雰囲気がしなくなっていた。
それでも9分にこれまでことごとく失敗してきたパワープレーが
ここでようやく決まり、1点差にまですることはできた。
しかし、これが限界だった。
残り時間はほとんどキルプレーとなってしまい、失点を防ぐ
ことで精一杯の状況になってしまった。
終盤にようやくフルストレングスに戻ると、文字どおり
「最後の6人攻撃」に出た。
残念ながらそんな彼らの背中から伝わってきたのは「気迫」や
「執念」というものではなく、ただの「哀愁」に過ぎなかった。
枠内への効果的なシュートもないまま時間は刻々となくなり、
コクドがアイスしたとことろで、もう残り1秒となっていた。
フェイスオフから何もプレーできぬうちに、終焉を告げる
ブザーが鳴り響いた。
そのブザーは終戦であると同時に
「チーム改革を今から始めよ」
という合図のブザーにも聞こえた。
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