このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ふるさとレポート 山形県天童温泉

「花の山形、紅葉の天童」と歌にも歌われているように風景にも恵まれている天童市は、村山盆地の中央部に位置し、人口は5万を超える。何よりも将棋のふるさととして全国的に有名で、年間25万セット、全国シェア95%というから将棋に関してはお任せといったところだ。さて温泉についてだが、温泉は明治以来湧いている。天童温泉は山形市にも近く、また山寺観光にも足回りがよいので、かなり宿泊客は多い。市街地の中にデラックスな温泉ホテルが何件も建っていて、1年中にぎわっている。ほとんどが設備よく、行楽的である。将棋の街だけあって、ロビーや浴室に将棋の駒をかたどった置物を飾ったり、将棋駒のタイルをはめ込んだりして特色を出している宿が多い。団体客用の大旅館が多いが、和風の家族客向けの旅館もあるので、予約の際は確認が必要。老舗の滝の湯ホテル(0236-54-2211)は庭を見ながらの花笠大浴場が人気だ。天童ホテル(54-5511)の浴室には王将の駒がでんと構えている。ロビーも広く立派である。松伯亭あづま荘(54-4141)には露天風呂がある。新庄館(53-3055)は俳人高浜虚子が泊まったことがあり、玄関前にも句碑が立てられている。2年前に改築したばかりなので建物もまだ新しい。各旅館とも1泊2食1万2千円前後、駐車場完備。

天童の温泉街表通りで、一番目につくそば店が手打ち水車生そばである。店の前に水車があり、それらしき雰囲気を醸し出している。創業以来100有余年、昔ながらの水車を利用した石うす製粉100%、現在5台目の店主が毎日手打ちそばに懸命だ。手打ちそばの体験もOK。但し予約が必要。(53-2576)

一昨年JR天童駅が新装オープン、駅舎に連続して情報コーナーやプールが設けられるなど新しい動きが活発化している。

・問い合わせ早紀 天童市商工観光課(0236-54-1111)

・山形駅から奥羽本線快速で15分、天童駅下車

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文責:行政社会学部 村岡敬永 プラットフォーム8号 1994/5

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