このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

あさま号がやってきた!

初めての運転席は広かった


1997年7月6日、仙台新幹線運転所福島支所5周年記念イベントの一環として、福島駅にあさま型車両の展示ならびに運転室の見学サービスまである太っ腹な企画が行われました。

これが、あさま型車両だ!
あさま
カメラが安物なのできたない。ゴメン。

今日のために記念入場券を買っておいたので、これで新幹線ホームに入る。いつもは在来線の定期しか持ってないので新幹線ホームにはあまりご縁がない。

長いエスカレーターを上り切ると11番線にあった。ピカピカの新幹線が。先っぽの8号車には人が並んでいた。そう、運転室の見学者の列だ。とりあえず並んだけどらちがあかない。と思っていたら係員が「向こうの車両(1号車)でも見れるから行きましょう」という指示に従って車内をぞろぞろと歩いていった。車内には幼稚園児の描いた新幹線の絵が飾ってあった。微笑ましいがどうしてこんなにへたくそなのだろう。私も絶対へたくそだったんだろう。途中のグリーン席は、さすがに豪華だった(座ってはいない)。こんなリザーブドシ−トに座る日は来るのだろうか?おそらく政治家にでもならない限り無理だろうね。

気になったのは、2+3シートなのに関わらず通路が広々だったことだ。これが標準軌の素晴らしさなのだろうか。明治時代狭軌を推し進めたイギリスの技師を怨まずに入られない。

これがあさまのコントロールパネル!ハイテクですう
コンパネ
露出のバランスが悪いのもカメラのせいっす

どきどきしながら運転席へ。「あー、いい」電車でGO!の安っぽいつくりとは違う、モノホンの質感が醸し出されてるなあ。係員に「在来線とブレーキとマスコンの位置が逆ですよね?」と聞くと「ほー、詳しいねえ」だてにこの業界(?)いませんから、とは言わなかったけど「うーん、新幹線は出来た時からこうだったから、わかんねーなあ」ということで、分かりませんでした。誰か知ってる人がいれば教えてください。

1分ぐらい感触に浸った後お子様に席を譲った。ふたたびこんな機会があるのだろうか。とにかく、うれしかった。

その後、気分を出すため駅弁でも買おうとも思ったが金がないのでCCレモンを買い込み車内で飲む。おととしの北海道から帰ってきた時以来だ。その時は発車のショックで160円のプレミアム青森りんごジュースをこぼすという不愉快な思い出があったが今日はこの心配はない。さすがに3列シートは窮屈な感じがしたので2列シートに移動。背もたれを倒しくつろいだ。

シートは初期状態ではやや固めに感じたけど深く倒すとリラックスできる感じがする。人間工学に基づいた設計はセガのゲームのパッドとは大違いだ。

JR東日本東北地域本社管内限定キャラ「パンダさん」
どきどきパンダ
どうせならタワーちゃんもいて欲しかったな

ホームにはどきどきパンダのコスプレ、もとい着ぐるみがいてお子様に人気だった。さすがにこの年で握手するのも何なんで写真にとどめましたけど。そうこうして下へ降りたのだった。

改札内では鉄道模型が運転されていた。HOゲージはポイントを通過する時のジョイント音がリアルで楽しい。しかしこれらは一般人には触らせてもらえず、見てるだけなのはよくないなと思う。インタラクティブにやってこそコミニュケージョンが取れるのにな、と思う。

改札を出る時「記念にとっておきますか?」ときかれたので「はい」というときっぷにでかく無効印を押されてしまった。この点に関してもきっぷの美しさをキープするためにはもう少し小さい無効印を開発してもらいたいものだ。

こうして、私の記念イベントは終わった。感じたことは、「急ぐだけが旅行じゃない」という人もいるが「普通列車に乗ることだけが旅行でもない」ということだった。


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