このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
当会では、第36回菁々祭(東大寺学園文化祭)で展示を行いました。ここでは、その展示内容について紹介します。
開催日:2000年9月9日 9:00〜16:00 9月10日 9:00〜15:30 展示場所:東大寺学園 高校棟2階 6年B組教室 特集:「近鉄90年の歴史」 展示内容:1、鉄道模型公開運転会 2、鉄道部品の陳列 3、列車写真の展示 4、パンフレット(無料)配布
今年の菁々祭は、晴天に恵まれ、多くのお客様に来ていただくことができました。
1999年から、当会は展示場所を2−Bから6−Bに移しました。いずれも玄関と同じ階で、学校内でもよい位置にあります。
99年は、隣の6−Aは囲碁将棋部でしたが、2000年はカラオケになりました。
すっかり恒例となった鉄道模型ですが、今年は危機的な状況でした。高1執行部の不手際で、レイアウト(プラン)が完成したのがなんと3日前、結局1度も試運転をすることなく、前日の準備を迎えました。
レールも、予想していたほど集まらず、つてを頼って校外の方にも貸していただき、ようやく無事に展示をすることができました。
線数:7線(すべてエンドレス) うち、開放線5線・非開放線2線(ポイントなし) ボードサイズ:縦270cm・横450cm(小型ボード14枚のセパレート方式) 100cm x 75cm が11枚、75cm x 75cm が1枚、75cm x 50cm が2枚 レール・コントローラー:TOMIX製 車両:TOMIX・KATO・エンドウ・学研製
今年は、「大外(おおそと)線」(複線)・「新幹線」(複線)・「在来線」(複線)・「ローカル線」(単線)の計7線としました。
「大外線」は、図のように、ボードを大きくななめに横切り、廊下にまで規模を広げました。高さは、ボード面から120mmとしました。これは、他のどの線よりも高くなっており、すべての路線をオーバークロスさせることができます。この高さの橋脚は、市販品もありますが、値段が高いためにすべて角材で自作しました。また、廊下には、大きな斜張橋を自作しました。材料は、角材・細い丸棒・針金などで、白ペンキで塗りました。 | |
「新幹線」は、ボードを一周するだけの単調な配線ですが、全線高架(市販品橋脚利用)とし、駅とトラス鉄橋を設置することで、走りごたえのある路線にしました。また、カーブレールはすべてTOMIX製の「複線カーブレール」を採用しました。これは、カーブ半径が従来品に比べて大きくなっていますので、スピードを出しても脱線しにくくなっています。 | |
「在来線」は、高架・地平混合としました。一周あたりの走行距離は、他の線に比べて長くなっています。駅も設置してあります。 | |
「ローカル線」は唯一単線で、単純な円周状の路線ですが、高架・地平混合で、「在来線」をオーバークロスする部分もあります。 |
「大外線」は、教室の外の部分が教室内から見えないため、お客様に運転していただくと脱線などが起こった時に対処しにくいので、係員がスタッフルームから運転することにしました(非開放線)。教室の外の部分での監視のために、出口付近に係員1名を配置しました。
窓側に、机を2列に並べて、その上に鉄道部品などを陳列しました。今年の展示品は次の通りです。
以上です。
これらは、すべて鉄研会員およびOBが、即売会などで購入したもの(私物)です。決して、盗んだものではありません。
スタッフルームの目隠し用に設置した展示ボードに、列車の写真を展示しました。
名鉄電車が多く、近鉄北勢線と生駒ケーブル・豊橋鉄道の路面電車の写真など、あわせて21枚です。
これらは、すべて当会OBの方が撮影し、カラーコピーで引き伸ばしたものです。
これも、毎年恒例ですが、今年は学校側の方針により、発行部数を削減しました。
内容は、特集「近鉄90年の歴史」に沿ったものとなっています。
ページ数:22ページ+表紙+裏表紙 発行部数:約600部 執筆者:鉄研会員のうち5名(高1‥2名・中3‥1名・中2‥2名) 材質:わら半紙(表紙・裏表紙も) 印刷場所:東大寺学園印刷室 印刷者:鉄道研究会顧問および会員 印刷日:2000年9月6日 製本日:2000年9月6日〜7日 製本方式:ホッチキス綴じ 全面モノクロ印刷・写真なし・イラスト2枚(表紙・裏表紙) 表紙/手書き 目次・本文・裏表紙/パソコンでプリント
主な展示内容は上の通りです。
今年も、多くの課題が残りましたので、それについて書きたいと思います。
今年は、廊下に出る路線を作りました。しかし、この路線には、次のような問題点がありました。
特に、スタッフルームの出入りには、誰もが苦労していたようです。出入りの時に、腰が机に当たって、列車を脱線させてしまうこともよくありました。
また、出入り口付近に女性の方がおられる場合など、気を使わなければならない、という難点もありました。
今年は、合計7線と、非常に大きな規模になりましたが、これらすべてのレールを会員の私物および鉄研備品(ごくわずか)でまかなうことは不可能です。今年は、校外の方に貸していただきましたが、万一何らかのトラブルが起こった時のことを考えると、会員の持ち寄りでまかなうべきです。
1999年度にボードを全面更新し、今年は2年目になりました。
今年は、一部の原稿を除いて、執筆者が編集者に原稿を電子メールで送り、編集者がMicrosoft Wordで原稿を編集・校正し、プリントアウトするという「集中編集方式」を採用しました。この方式の利点として、次のようなものがあります。
「時間短縮になる」というのは、次のような理由からです。
東大寺学園の菁々祭は、伝統的に、多くの展示団体がパンフレットを発行します。そのため、菁々祭直前には、印刷室が順番待ちとなり、例年困っています。ですから、わずか1日とは言え、短縮効果は大きいのです。
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