このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

あの列車が駆けた風景

その他




消滅したジョイフルトレイン
左から”らくだ””サルーンエクスプレス” ”ゆ〜とぴあ””サウンドエクスプレスひのくに”
[らくだ]83年に当時の鹿児島鉄道管理局が製作したジョイフルトレインの 2代目。初代の車両はグリーンのラインで(KATOで模型化されています) 塗り分けパターンも違い、 また、山野線など、多くの廃止路線の最終列車として有終の美を飾る役目も 負わされました。87年に、1両(58-190)はジョイフルトレイン吉四六へと 改造されました。 2代目は86年に登場し、転換クロスシートを備えた車内で定期列車にも充当されました。 番号はキハ28-3015、キハ58-1131、キハ28-2420。
平成4年7月鹿児島総合車両所
[ゆ〜とぴあ]
キハ28-2436、キハ58-140を改造して民営化を直前に控えた 87年3月に鹿児島鉄道管理局が登場させた和洋兼備の ジョイフルトレイン。前者が和室、後者が欧風の室内設備を 備えていました。
平成5年2月鹿児島付近
[サウンドエクスプレスひのくに]
熊本に配置されたジョイフルトレイン。 1986年に登場したキハ28・65・58の4両編成のジョイフルトレインで 熊本運転所に配置されました。 キハ65の団体専用改造はこの車両が初めてです。 各車両に初めてレーザーディスクカラオケを装備した車両でもあります。 写真は平成4年6月19日から8月30日まで サッポロビールと提携して運転されたJR九州ビアトレイン。

平成4年7月鹿児島車両所(許可を得て撮影)

アクアエクスプレス

当初、海ノ中道を走る香椎線の普通列車として運転されるために 昭和63年に登場した車両です。その後、博多近郊のローカル線だった 香椎線もキハ200が行き交う都市型路線へ脱皮し、肥薩線の アクアエクスプレスも球磨川ということで”水つながり”といったせいか、 急行くまがわにコンバートされました。 98年に中間車が廃車となり、その後2000年にはすべての車両が 運用を離脱しましたが、夏まで1両だけが定期列車に連結される姿が 見られました。

平成5年2月熊本

気動車3種の並び

奥からキハ58、キハ200、キハ52です。

平成4年11月鹿児島車両所(敷地外より)

鹿児島市交通局2100形

2100形は鹿児島市電のイメージアップのための久々の新型車両として 昭和63年に登場。2両がJR九州鹿児島工場で作られ、 当初は2101が”しろやま”2102が”さくらじま”と愛称をつけられていました。 室内は中扉を中心にした点対称でロングシートと2人掛けの転換クロスシートが 装備されており(ただし運転台直後のみ1人掛け)、JR四国の ローカル車両を思わせる内容でした。 現在は広告電車となり、混雑に対応するため、ロングシートに改造されましたが、 思い切った挑戦として評価できるものと思います。

平成4年12月交通局にて(許可を得て撮影)

(略史参考文献:JR九州会社案内・鉄道ファンほか)


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