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起死回生か?それとも?〜〜阪堺電軌ダイヤ改正
■平成21(2009)年 6月22日付阪堺電気軌道株式会社発表より
天王寺駅前〜浜寺駅前間の直通運転を開始します
阪堺電気軌道株式会社(社長:山本拓郎)では、堺の中心部から天王寺・阿倍野町・谷町線方面への利便性を向上させるため、 7月 4日(土)にダイヤ改正を実施し、上町線天王寺駅前と阪堺線浜寺駅前間の直通運転を開始します。
これにより、天王寺駅前〜浜寺駅前間を約45分、天王寺駅前〜大小路間を約30分で結びます。
また、昼間時には浜寺駅前発着の電車は、すべて天王寺駅前との直通とし、12分間隔で運転します。
(以下略)
■阪堺電軌の天王寺シフト
上に引用したとおり、阪堺電軌は天王寺を拠点に据えるダイヤ改正を行うと発表した。新聞報道等によれば、天王寺駅前−浜寺駅前間の直通運転は36年ぶりだという。これだけ長期間直通運転がなかったというのは、いささか意外なところである。
夜の天王寺駅前(平成20(2008)年撮影)
夕刻の恵比寿町(平成19(2007)年撮影)
古稀をも超えた最古参の車両(住吉公園にて・平成19(2007)年撮影)
センターリザベーション区間を快走する(大小路にて・平成19(2007)年撮影)
専用軌道区間を快走する(安立町にて・平成19(2007)年撮影)
■阪堺電軌の真の意図は?
以上の疑念から、必ずしも積極的な意味あいを持たないダイヤ改正か、という視点でも考えてみることにする。
客観的事実として、恵比寿町−住吉間より天王寺駅前−住吉間は、ほんの僅かながら、具体的には 0.3kmほど短い。現状のダイヤを基本とし直通区間を変えるだけならば変化はなんら起こらないはずだが、増発時間帯のダイヤ設定によっては若干なりとも車キロ短縮が可能となる(ただしミクロな絶対値にとどまると想定される)。
初代阪堺電軌時代(?)の旧い不動産広告看板(沿線某所にて・平成19(2007)年撮影)
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