このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

東急目黒線←→都営三田線・営団南北線直通運転の実績速報

 

■平成13(2001)年 1月17日付交通新聞記事より■

 営団南北線及び都営三田線の「延伸開業」・「東急目黒線との相互直通運転の開始」の効果について

 ・・・・・・との表題で速報が出ました。以下に要約します。

項目数字伸び率
東急東横線祐天寺−中目黒間(最混雑区間)混雑率178%△9%
目黒線利用者数+約70%
営団日比谷線恵比寿・広尾・六本木・神谷町・霞ヶ関駅利用者数△33,500人△6.8%
都営三田線御成門・内幸町・日比谷駅利用者数+5,100人+4.9%
営団南北線麻布十番・六本木一丁目利用者数36,000人
日比谷駅での営団日比谷線←→都営三田線乗換利用者数(10月)△300人△0.7%
同上                       (11月)△1,200人△3.1%

 注:利用者数は平成12(2000)年10月中の1日あたりでその伸び率は前年同月比。

 

■コメント■

 定型的な輸送の実績が数%のオーダーで変動するというのは、案外大きなものである。定期券の切り替えが進んでいないこの段階で、これだけの変化が見られるとは、相互直通運転の効果が既に顕在化してきたといえる。ただし、いままで鉄道空白地帯であった地区での新線開業でもあるから、効果の厳密な分類はこれからというところか。

 三田線・南北線の延伸も一大事業であったが、目黒線の改良もたいへんなものであった。現在営業中の路線の改良を行うのは、極めてたいへんな労苦を要する。切替工事の現場をじかに見学した身にとっては、感慨深い。また、これら大事業の成果が目に見えるかたちで顕れてきたことは、慶賀すべきであろう。

 こうなると、取り残された目蒲線蒲田−多摩川園間(現多摩川線)の状況が気になる。乗換が不便になったため、利用者数が減少している、ということになっていなければいいのだが。

 

 

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