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東急目黒線←→都営三田線・営団南北線直通運転の実績速報
■平成13(2001)年 1月17日付交通新聞記事より■
営団南北線及び都営三田線の「延伸開業」・「東急目黒線との相互直通運転の開始」の効果について
・・・・・・との表題で速報が出ました。以下に要約します。
項目 | 数字 | 伸び率 |
東急東横線祐天寺−中目黒間(最混雑区間)混雑率 | 178% | △9% |
目黒線利用者数 | − | +約70% |
営団日比谷線恵比寿・広尾・六本木・神谷町・霞ヶ関駅利用者数 | △33,500人 | △6.8% |
都営三田線御成門・内幸町・日比谷駅利用者数 | +5,100人 | +4.9% |
営団南北線麻布十番・六本木一丁目利用者数 | 36,000人 | − |
日比谷駅での営団日比谷線←→都営三田線乗換利用者数(10月) | △300人 | △0.7% |
同上 (11月) | △1,200人 | △3.1% |
注:利用者数は平成12(2000)年10月中の1日あたりでその伸び率は前年同月比。
■コメント■
定型的な輸送の実績が数%のオーダーで変動するというのは、案外大きなものである。定期券の切り替えが進んでいないこの段階で、これだけの変化が見られるとは、相互直通運転の効果が既に顕在化してきたといえる。ただし、いままで鉄道空白地帯であった地区での新線開業でもあるから、効果の厳密な分類はこれからというところか。
三田線・南北線の延伸も一大事業であったが、目黒線の改良もたいへんなものであった。現在営業中の路線の改良を行うのは、極めてたいへんな労苦を要する。切替工事の現場をじかに見学した身にとっては、感慨深い。また、これら大事業の成果が目に見えるかたちで顕れてきたことは、慶賀すべきであろう。
こうなると、取り残された目蒲線蒲田−多摩川園間(現多摩川線)の状況が気になる。乗換が不便になったため、利用者数が減少している、ということになっていなければいいのだが。
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