このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください





上越新幹線にE5系列車走る





■交通新聞平成29(2017)年 4月19日付記事より


 新潟−八戸間に新幹線直通団臨


 JR東日本新潟支社は、 6月23日の東北新幹線大宮−盛岡間35周年を記念し、上越新幹線新潟−東北新幹線八戸間(大宮経由)を直通する団体臨時列車を7月9、10日に運転する。
 列車はE5系(10両編成)を使用。・・・・・・(以下略)
 (以下略)





■コメント

 新潟−大宮−八戸間を直通する臨時団体列車運行じたいは驚くに値しないものの、古参車のE2系でなくE5系が充てられる点には素直に驚いた。 上越新幹線内では 240km/hに最高速度が抑えられるからE5系の起用は当面なかろう、と書いたばかり なので、団体臨時列車とはいえ予想が大ハズレとなった形だ(苦笑)。

東北新幹線
三編成ならんだE5系編成
新青森にて 平成24(2012)年撮影


 あるいは、東北新幹線内で「はやぶさ」の影スジを活用する、という事情があるのかもしれない。ともあれ、上越新幹線にE5系が走ることになる。せっかくE5系が走るならば、信号システムをも改修し、最高速度向上を図れないものか、と切実に思う。北陸新幹線でも最高速度は 260km/hを採っている以上、上越新幹線もそろそろバージョン・アップする時期ではなかろうか。

 苦しいのは、JR東日本にその動機づけが働かない点にある。最高速度向上したところで、現下すでに圧倒的な競争力が増すわけでなし、列車編成の運用数を減じられる見込も薄い。JR東日本が上越新幹線に次の手を打つか、それとも現状維持に徹するか。動向が興味深いところではある。





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