このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください





「沿線初!」が示すもの





■auショップの開店

 既に旧聞に属しつつあるが、江北駅の近くにauショップが開店した。その宣伝文句がなんとも味わい深い。曰く「日暮里・舎人ライナー沿線初!」だそうだ。

 冷静に考えると、確かにそのとおりだ。日暮里・舎人ライナー沿線、即ち尾久橋通沿いには、携帯電話のショップは存在していなかった。auユーザーの筆者は今まで、竹ノ塚まで足を伸ばさなければならず、徒歩圏にショップができたことは素直にありがたい。

au宣伝
auショップの宣伝(江北駅ホーム)


 契約内容の見直しを図りたい時期だったので、早速足を運んでみる。開店したばかりのせいか、店内の来客はまばらだ。かなり混んでいて一時間ほど待たされた竹ノ塚での経験と比べれば、閑古鳥が鳴いていると形容しても決して大袈裟ではない。

 これは、竹ノ塚と江北の、都市拠点としての集積や歴史の差と見ることもできるだろう。営団日比谷線直通運転を契機として、昭和40年代には都市化が始まった東武伊勢崎線沿線。同時期に宅地開発が始まったとはいえ、都市拠点の形成はなされなかった尾久橋通沿線。「都市」としての地力には、まだまだ格段の開きがあるといわざるをえない。

 大幅な周回遅れの日暮里・舎人ライナー沿線の挑戦は始まったばかりだ。果たしてどこまで追いつけるものか。





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