このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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大震災の影響
■東日本大震災
平成23(2011)年 3月11日15時前に発生した東日本大震災による影響には激烈なものがあり、日暮里・舎人ライナーも運休となった。同じ新交通システムでも、ゆりかもめ運休がTVニュースで報じられたのに対し、日暮里・舎人ライナーの扱いは小さく、ほとんど無視されているに等しかった。日暮里・舎人ライナーの運行状況は沿線住民にとって重要な情報であっても、首都圏ローカルでさえニュース・バリューが低いという現実が図らずも示されてしまった。
江北駅頭に掲示された当面運休の案内
それゆえ、日暮里・舎人ライナーに関しては筆者が報じて記録にとどめるしかあるまい。詳細は未だ伝えられていないが、日暮里・舎人ライナーではなんらか設備が損傷した模様である。首都圏では多くの鉄道が翌 3月12日午前中に復旧していくなかで、日暮里・舎人ライナーの運行再開は 3月13日午後までずれこんだ。
陽が昇ってもシャッターが降ろされたままの江北駅
(平成23(2011)年3月13日朝8時頃撮影)
それでも土日の間に復旧できたのは幸いであった。平日のラッシュ時まで運休が続いたと仮定すると、振替輸送にたいへんな混雑が生じたと想定される。
江北駅頭に掲示された振替輸送の案内
振替輸送は上の写真のように設定された。バスが振替輸送の主役という点に、日暮里・舎人ライナーの性格が良く出ている。「※京成線は振替対象外です」という注釈が、妙に微笑ましい。
それにしても、大震災による被害の甚大さには、コトノハ言葉をひねりだす気力が湧きがたい。なんという惨禍になったのか。
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