このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください





舎人公園平成23年12月の話題





■皆既月食

 舎人公園「舎人山」山頂にて初日の出を迎えることは、ここ三年の恒例となっている。平成23(2011)年12月10日は皆既月食の夜。翌日に予定があるため、最初から最後までとはいかないが、長男坊帯同で「舎人山」まで見に行ってみる。

皆既月食
舎人公園「舎人山」山頂での皆既月食


 22時50分頃に到着してみると、やはり先客がいる。初日の出の約 300人には届かないとはいえ 100人近くいそうだ。もっとも、寒さのせいか深夜のせいか、年齢構成が初日の出とは逆に、高齢者の人数が圧倒的に少なく、若者の方が多かった。今後もなんらかの天体現象があれば、「舎人山」は賑わうのだろう。

皆既月食
舎人公園「舎人山」山頂で皆既月食を見るため集まった人々
(背景は日暮里・舎人ライナー舎人公園駅付近)






■クリスマスツリー

 さて、こちらは糾弾調にならざるをえない(苦笑)。

クリスマスツリー
映画「けいおん!」タイアップ告知
(東京都交通局HPのハードコピー)


 上は東京都交通局HPのコピーである。映画「けいおん!」とタイアップし、舎人公園にクリスマスツリーを設置し、さらに一日乗車券を発売しようという主旨である。ほかにも各駅にポスターが掲示されている。

 筆者はこの映画への興味など皆無だが、舎人公園にクリスマスツリーが立つ、という点には魅力を感じた。舎人公園には立派な木が多い。さぞや豪奢なクリスマスツリーになるのだろう、という期待があったのである。そこで、娘を連れて遊びに行ってみた。

クリスマスツリー
映画「けいおん!」タイアップのクリスマスツリー
(舎人公園内サービスセンター脇)


 おい!(-"-;)

 あれだけ派手に煽っておいて、この程度のみすぼらしい拵えものかよ!(絶句)

 これは最早「如何なものか」という域を大きく逸脱している。近所から自転車で行った筆者ら親子でさえ失望したというのに、遠来からの(まして一日乗車券を購入した)客は怒り心頭なのではないか。付け焼き刃にもほどがある。

 娘に「せっかく来たから一緒に写真撮ろうか?」と促したところ、「こんなツリーじゃ嫌!」と明白に拒絶されてしまった。娘の反応はもっとも、と思わざるをえないのである。

 このようないい加減なツリーになった理由は、なんとなく想像できる。ほんとうは自然木を装飾したかったはずなのだ。ところが、同じ東京都庁のなかでも、交通局と公園管理サイドと調整がつかなかったのであろう。設置場所が「『舎人公園』駅東口からすぐ」とHPで誤って案内されているのがその傍証である(実際には西口側)。

 ともあれ、誰の目から見ても「これはひどい」と嗤われるほどの実績を、東京都交通局はつくってしまった。嗤って済ませるしかない事象とはいえ、失われた信用を回復するのは容易でないと、敢えて批判しておく。





■タイアップ続報

 昨年末の忘年会に参加する際、行先からして安価になるからと、一日乗車券を買い求め驚いた。

クリスマスツリー
映画「けいおん!」タイアップ一日乗車券


 なんと、映画「けいおん!」タイアップ一日乗車券である。日暮里・舎人ライナー沿線での一日乗車券の需要が少ないといっても、タイアップを始めた時期を考えれば、いくらなんでも売れ行きが鈍すぎるのではないか。クリスマスが過ぎ、大晦日が目前という年の瀬になると、なんというか「季節はずれ感」が伴う。

 東京都交通局では映画とのタイアップをよく行っているが、毎度こんなものなのだろうか。もっとも、年が明けて、松が取れてから、こんなこと書いている筆者の「季節はずれ感」も相当なものだが(苦笑)。もうすぐ立春、なのにこの冬は寒い!





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