このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


広大鉄研のうた

ローカル線の唄


1.れんげのはなを見たくて
        飛び乗った列車は
  茶色のすすけた客車のローカル線
  ガタゴトゆられて着いた
        名前も知らない駅は
  なぜか不思議さ故郷のにおいがした
    れんげの中にホームがひとつ
    ひばりの声と汽笛だけ
  れんげの花を見たくて
    ここまで来た僕は
  れんげの花も見たけど
  故郷も見た

2.夕焼けの海を見たくて
        飛び乗った列車は
  家路を急ぐ人の帰り道
  隣の人の話す
        世間話聞いて
  妙に疲れた心をなごませる
    水平線に浮かぶ夕日
    空飛ぶかもめも赤い色
  夕焼けの海を見たくて
    ここまで来た僕は
  窓辺にうつる海に
        故郷を見た

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