広大鉄研のうた ローカル線の唄
1.れんげのはなを見たくて
飛び乗った列車は
茶色のすすけた客車のローカル線
ガタゴトゆられて着いた
名前も知らない駅は
なぜか不思議さ故郷のにおいがした
れんげの中にホームがひとつ
ひばりの声と汽笛だけ
れんげの花を見たくて
ここまで来た僕は
れんげの花も見たけど
故郷も見た 2.夕焼けの海を見たくて
飛び乗った列車は
家路を急ぐ人の帰り道
隣の人の話す
世間話聞いて
妙に疲れた心をなごませる
水平線に浮かぶ夕日
空飛ぶかもめも赤い色
夕焼けの海を見たくて
ここまで来た僕は
窓辺にうつる海に
故郷を見た |