このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
古代の阿木は恵奈六郷(淡気・安岐・竹折・坂本・絵上・絵下)のうち安岐郷の中心地安岐郷は阿木川の流域および岩村川一帯、したがって安岐明神は当郷の鎮守である(岩村町史)このような記録が残っていることから、「あぎ」という名前は随分前からあったらしい。
以下に、巷間に流布している説をあげる。
まずもっとも普通に言われいる説。 昔、血洗神社で伊弉諾尊(いざなみ)が天照大神を産んだ後、 「安気こいた(安心した)」もんで
「安気」->「安岐」->「阿木」と付いたという説。
信頼度:村おこしレベル(安気って奈良時代から使ってたんだろうか?)
神様がここで子供を産んだという伝説がある。また、 韓国語で赤ん坊のことを「あぎ」(綴りはハングルで아기[a ki])というから、 これに由来しているのではないかという説。
信頼度:国際親善レベル(だから奈良時代から使ってたんだろうか。)
海に対して上のほう、つまり陸のことを「あげ(アギ)」といい 「アギナー」と名付けられたという。
地名辞典に載っている情報らしいので、阿木についても、全国の地名の由来を網羅しようとした 人が採用している。
信頼度:全国地名辞典レベル(一般的な話なのでどこまで信頼できるものやら)
似たような国内の地名を調べてみると
信頼度:参考レベル
このページを書いている時に、 ポリネシア語で解く日本の地名・ 日本の古典・日本語の語源(http://www.iris.dti.ne.jp/~muken/) という興味深いページを見つけました。
岐阜県の地名解読のコーナー( 地名篇(その十七) )で、 恵那郡 の 他の地域とともに 紹介されてます。
「ア(ン)ギ」、ANGI(free,move freely,float)、「(昔はしばしば)流路を変えた(蛇行した川。その川の流域の地域)」(NG音がG音に変化して「アギ」となった)
またこのサイトでは他にも関係のありそうな例を掲載しているので紹介します。
古典篇(その七) 「アギ」ANGI(free without hindrance,move freely)、「(よろいを脱いで)自由になった」または「抵抗しません(降参します)」
地名篇(その八) ア(ン)ギ、ANGI(free,something connected with the descent to the subterrenean spirit world)、「地下の霊界から発してくる何物かが感じられる(山)」の転と解します。情報を転載するにあたって、ページ作者の夢間(むけん)さんに教えていただいたことによると「この「地下の世界=冥界」はマオリ神話の中でイザナギの冥界のイザナミ訪問に似た話の中で語られる場所」ということです。 「安気」説も含めて、イザナギ・イザナミ神話にご縁が深いようです。
諸説ありますが、「阿木」という名前は好きです。
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