このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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断層

断層

断層この断層は、国道363号線の黒田から富田へ抜ける打杭の峠の掘り割に現れたものです。 と言っても、地元の人以外は、全くわからないでしょうから言い方を変えましょう。この断層は、国道363号線の岐阜県中津川市・岩村町境界の道路工事で山を削った面に現れたものです。右が中津川市側、左が岩村町側です。この写真は昭和60年頃、363号線の拡幅工事中に撮影したものです。工事後は、法面緑化(のりめんりょっか;草の種を吹きつけて草を生やし、削りだした面を保護すること)により見えにくくなっていましたが、しばらくの間は、水の染み出し方が断層の形になっていて、断層を確認することができました。現在(平成13年5月)は、草木に覆われていて全く見ることができません。
断層のずれの大きさは、物差しをあてて撮影した訳ではないので、推定せざるを得ません。写真下の方に写っている道路側溝の蓋板が良い指標になるでしょう。多分この蓋板はU400用の0.6×0.5だと思いますから(こんど現地で確認して見よう)、断層のずれは50〜60センチと言ったところでしょうか。断層のできた時代はよく分かりませんが、写真上方に断層のできた後に堆積したと見られる層があることから、きっとまだ阿木や岩村が海(湖)の底だったころなんでしょう。
明知線の久須田(中津川市阿木地区内)の掘り割にも断層があるという話を聞いたことがあるので機会を見つけて探索してみようと思います。


阿木村総合案内板 2000年3月29日設置 E-mail: agi_jin_sa@yahoo.co.jp
2002年1月30日更新

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