このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


王滝村の放置車両



 王滝村内にはいたる所に森林鉄道の痕跡が残っていますが、その中でも放置されている車両をまとめて行きたいと思います。放置されたいるのを認識しているが、最近写真を撮っていないもの。放置されていること自体を認識していないものなど、掲載されていない車両も数多くあると思います。 掲示板メール でお知らせいただければ幸いです。
 撮影日と、放置場所が特定しやすいように座標(東経・北緯)を追記しました。(2003-8-15) 既に無くなった車両については青文字としました。(2004-7-13)



名 称小型貨車
場 所瀬戸川支線廃線跡座 標137゜33'49"E 35゜47'43"N
状 態車体のみ撮 影平成15年7月12日
 王滝本線の崩越停車場を過ぎ、しばらく進むと瀬戸川支線と分岐しており、その先は現在未舗装の瀬戸川林道になっています。林道を数分遡ると左(東)側に小型貨車が放置されています。現在でも物置として使われているようです。

名 称B型客車(小型)
場 所瀬戸川支線廃線跡座 標137゜33'49"E 35゜47'08"N
状 態車体のみ撮 影平成15年7月12日
 瀬戸川林道をしばらく遡るとゲートがあります。そこから徒歩で5分ぐらい進んだところの右(西)側にB型客車が放置されています。車番は「B型・王営・No18・田島」です。木曽谷の森林鉄道によれば営1089+営1030の岩崎製台車を履いていたはずですが、現在は車体だけです。物置として使われているようでした。この客車は、平成16年(2004年)頃に撤去されてしまったようです。また、どこかに移動して健在であることを祈っています。

名 称小型貨車
場 所瀬戸川支線廃線跡座 標137゜33'54"E 35゜47'07"N
状 態車体のみ撮 影平成15年9月14日
 瀬戸川林道をしばらく遡るとゲートがあり、そこから徒歩で5分ぐらい進んだところにB型客車が放置されていますが、更に2〜3分進んだところの右(西)側にも小型貨車が放置されています。これも物置として使われているようです。瀬戸川停車場(貯木場)の少し手前です。

名 称小型貨車
場 所旧田島停車場構内座 標137゜33'40"E 35゜48'06"N
状 態車体のみ撮 影平成14年10月20日
 田島停車場付近には小型貨車が2両とタンクの断面が楕円の鋼製台枠のタンク車が放置されていました。これは、そのうちの停車場構内・山側に放置されているもので、現在でも物置として使われています。

名 称小型貨車
場 所旧田島停車場事務所前座 標137゜33'40"E 35゜48'06"N
状 態車体のみ撮 影昭和49年9月11日 
 田島停車場付近には小型貨車が2両とタンクの断面が楕円の鋼製台枠のタンク車が放置されていました。これは、そのうちの青く塗装されて事務所の前に長い間放置されていたものです。物置として使われていたようですが、いつの間にか解体処分されてしまったようで、気がついたのは平成15年5月でした。写真を撮っていなかったので 浜頓別軌道様 から昭和49年に撮影した画像の提供をいただきました。その後、山廣康夫氏から平成13年8月25日に撮影した画像を提供いただきました。(画像にポインタをあてると変わります。)と言うことは、解体されたのは平成14年頃だったのでしょうか?

名 称鋼製台枠のタンク車
場 所旧田島停車場ホーム前座 標137゜33'40"E 35゜48'06"N
状 態車輪つき撮 影平成12年7月2日
 田島停車場付近には小型貨車が2両とタンクの断面が楕円の鋼製台枠のタンク車が放置されていました。タンク車は永らくやまばと号のホーム前に置かれていてストーブか何かの燃料タンクとして使われていましたが、用途廃止となりそのまま放置されていました。その後、平成14年5月にりんてつ倶楽部が譲り受け、現在は動態保存しています。昭和28年10月に岩崎レールで製造された製番K−8547で、管理番号は王No1でした。

名 称B型客車
場 所旧氷が瀬停車場構内座 標137゜30'48"E 35゜47'35"N
状 態車体のみ撮 影昭和60年2月頃
 長野県中部地震により大きく姿を変えた氷が瀬停車場跡地ですが、現在は貯木場になっています。その構内にB型客車が2両あり、休憩所として利用されていたようですが、荒廃がひどく廃棄されてしまったようです。1両は残っていた記憶があったのですが2003年5月に確認したところ1両も残っていませんでした。 浜頓別軌道様 から画像の提供をいただきました。

名 称小型貨車(窓付き)
場 所おんたけ貯木場(下土場)座 標137゜31'37"E 35゜49'06"N
状 態車体のみ撮 影平成14年10月20日
 王滝村中心部から本谷方面へ御岳林道を進むと5分程で御岳貯木場に着きます。林道の両側に土場が広がっていますが左側(谷側)の土場の入り口で休憩所兼物置として利用されていたようです。

名 称鋼製台枠のタンク車
場 所旧濁川林道事業所構内座 標137゜29'43"E 35゜48'44"N
状 態車体のみ撮 影平成14年10月20日
 御岳林道の半ばに濁川林道事業所がありました。この事業所のボイラ用かストーブ用の燃料タンクとしてタンク車のタンクだけを利用していたようです。タンクは2つありますが藪がひどく片方は写っていません。写っていない方のタンクは一回り小型のものでした。

名 称C型客車
場 所御岳林道の滝越分岐点座 標137゜27'41"E 35゜49'43"N
状 態車体のみ撮 影平成5年8月
 十数年前まで御岳林道の本谷方面と滝越方面の分岐点近くにバス停があり、そこの待合所として利用されていました。最近近寄ることがなくどんな状態になっているのか不明だったのですが、滝越にお住まいの方に聞いたところ既になくなっていると言うことです。土に還ってしまったのでしょうか? どなたか解体直前に撮影した写真を提供して下さい。平成5年に撮影した写真を 今川亘氏 に提供していただきました。また、昭和54年12月5日に撮影した写真を 松井大和氏 から提供していただきました。(画像にポインタをあてると変わります。)現状を調べるために、知人が平成17年(2005年)5月に現地へ行ったところ、残がいのみが確認できたそうです。恐らく林道整備作業の際に壊されてしまったのでしょう。

名 称小型貨車
場 所滝越地区公民館の裏手座 標137゜27'20"E 35゜48'33"N
状 態車体のみ撮 影平成15年6月1日
 目立たない場所ですが、滝越地区の公民館の裏手にも物置として小型貨車の車体が残っています。滝越のデパートとして有名な平沢商店と水交園の中間に位置します。

名 称E型貨車
場 所水無線方面の林道途中座 標137゜23'18"E 35゜48'14"N
状 態車体のみ撮 影平成14年10月19日
 三浦ダムの堰堤の先、水無線方面の林道を進むと集材現場があります。この集材現場で休憩所や物置として3両の貨車が使われていました。これは、みやま号に使われていた3両のE型貨車の1両でNo2でした。

名 称小型貨車
場 所水無線方面の林道途中座 標137゜23'18"E 35゜48'14"N
状 態車体のみ撮 影平成14年10月19日
 三浦ダムの堰堤の先、水無線方面の林道を進むと集材現場があります。この集材現場で休憩所や物置として3両の貨車が使われていました。これは、2両あった小型貨車のうち窓のなかった方の1両です。

名 称小型貨車(窓付き)
場 所水無線方面の林道途中座 標137゜23'18"E 35゜48'14"N
状 態車体のみ撮 影平成14年10月19日
 三浦ダムの堰堤の先、水無線方面の林道を進むと集材現場があります。この集材現場で休憩所や物置として3両の貨車が使われていました。これは、2両あった小型貨車のうち窓のあった方の1両です。

名 称木製台枠のタンク車
場 所本谷第二製品事業所前座 標137゜22'28"E 35゜50'32"N
状 態車輪つき撮 影平成14年10月19日
 本谷第二製品事業所前に2両のタンク車が放置されているのは有名ですが、平成14年秋現在でも荒らされておらず健在でした。こちらは木製台枠でタンクの断面が丸のものです。製造年、製造所、製番、管理番号はすべて不明です。このタンク車は平成16年7月10日にりんてつ倶楽部が引き取り、現在は田島ワークスで大切に保存しています。

名 称鋼製台枠のタンク車
場 所本谷第二製品事業所前座 標137゜22'28"E 35゜50'32"N
状 態車輪つき撮 影平成14年10月19日
 本谷第二製品事業所前に2両のタンク車が放置されているのは有名ですが、平成14年秋現在でも荒らされておらず健在でした。こちらは鋼製台枠でタンクの断面が楕円のものです。昭和35年2月に岩崎レールで製造された製番20737で、管理番号は王21でした。このタンク車は平成16年7月10日にりんてつ倶楽部が引き取り、現在は田島ワークスで大切に保存しています。


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