このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

私撰・平成マンガ家列伝

2.星里もちる

初回ですから、もう一人くらい北九州出身漫画家を紹介しても罰は当たりますまい。(笑)
ストーリー作家・星里もちるの出身地も北九州市、、だそうです。作者のコメントから分析すると遠賀川流域・旧産炭地域ですね。
作者のマンガの特徴は、、、、、「独特のギャグセンス」、「ころころ変わるアニメチックな画風」、「どたばたしながらもまとまったストーリー」ですか。
ただし、最近読者対象を高年齢にしたせいか、独特の持ち味が押さえられ、キャラクターの心情描写に重点が表れるようになりました。
近年はパソコン雑誌にも連載を載せていたこともあり、デジタル作家の代表としても有名、、、のはずです。

次に作者のマンガ作品の内、私が読んでいるものを感想などを含め紹介しましょう。(ネタばれはなるべくやりません)

作品感想・紹介(やはり感想がメイン)
リビングげーむ作者の出世作でしょう。10歳差の男と女の奇妙な同棲生活を描いた作品です。
不動産という普段あまり関わることのない分野を作品に生かしたという点ではたいしたものだと言えます。
キャラクターも作者らしいいい味を出しています。この頃の絵が私は一番好きですが、皆さんはどうでしょうか?
夢かもしんないアイドル歌手の幽霊が主人公の日常にやってきた、という作品です。
この頃からだんだんアニメチックなタッチになって(戻って?)いきます。掲載雑誌が対象年齢の高いものとなったため、シリアスさが増します。、、、、それ自体は悪いものとは言いません。
この作品は設定上軽いのりが残っているので、その重いテーマに似合わず楽しく読むことが出来ます。オフィスラブ、家族愛、本当の幸せ、、、、、読ませる割に話題に乗らないのは、雑誌のマイナー性からですかねぇ。
ハーフな分だけ東京と福岡県田川郡を舞台にした作品です。ビックコミックス系の初作品であり、少年誌の名残が香る良い作品です。なんて言いますか、それ以降の作品に比べれば、結構どたばた喜劇っぽいところが多いです。それは「リビングげーむ」と変わりませんが。
コミックスには短編が3作入っています。青年誌の習作っぽいものですが、これもなかなか結構な味を出してます。
危険がウォーキング作者のデビュー作です。少年誌のどたばたさはこの作者に一番似合っていると思うんですが、、、、
ふつうの女の子には少々人とは違った体質があった、彼女の汗はニトログリセリン、、、設定も少年誌らしく破天荒です。でも許せます、楽しいから。
まだ読んでいるものがいくつかありますが、いずれ追加したいと思っとります。


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