このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
マンガ逍遙
.「神様のつくりかた」 高田慎一郎
エニックス・刊 全14巻
初出 エニックス Gファンタジー H7・10月号〜H14・9月号
前置き、DS=ディスカウンディープスペシャルです。
つまり、それだけ突っ込んだことをぐだぐだ言いますよ、とそういうことです。
で、今回はマンガのここが良いとか、そういったことを紹介するのではなく、
このマンガのこのコマは実際のこの場所に存在するという、きわめてどうでも良いディープな話題を提供したいと思います。で、取り出でましたるは「神様のつくりかた」という全14巻の本。
なぜにこの本の紹介かと言いますと、この本からはいわゆる北九州西部地域に対する限りない愛情とオマージュを感じるからです(笑)。主人公の周辺人物が見事なまでに北九州弁を駆使し、その舞台はあからさま(下に索引化できるくらい)に北九州です。
地元から誰かがこの思いに応えてやらねばなるまい、んじゃ私がいっちょやってみるか、まあ、動機としてはそのくらいです。
今回の記事は、以上の動機から「北九州地域向上委員会」コーナーからの直リンクを張っています。このコンテンツの潜在的希望者は恐らく北向から見るのだろう、と思いますので(笑)。
巻数・ページ数・コマ位置 | 実際の場所(だいたいの写真位置があればリンク先にて表示) | 備考 |
1巻44ページ上 | 黒崎駅前ペデストリアンデッキから黒崎商店街側 | いきなりこれ見たときは面食らいました。地元があからさまにでてるマンガは初めてだったから、、 |
1巻49ページ中 | ? | |
1巻52ページ全部 | ? | |
1巻54ページ中 | 本城市営団地(八幡西区本城) | |
1巻100ページ上 | ? | |
1巻104ページ上 | ? | 後述するもうひとつのマンションの場所が分かるだけに、、、 |
1巻111ページ上 | 八幡南高校(八幡西区的場) | 主人公・小春の通っている学校(南陵高校)のモデルで作者の出身校だそうな(ということは山口美由紀と同窓というわけですか?)。 |
1巻150ページ上 | ? | 北九州市、、、というか、九州にはイトーヨーカドーはありません。 |
2巻7ページ上 | 八幡東区中央1丁目の某マンション | 1巻のマンションと外見が違うような気もしますが、、、(笑)。 |
2巻18ページ上 | ? | |
2巻22ページ中 | ? | |
2巻28ページ上 | ? | |
2巻63ページ下 | ||
2巻64ページ下 | 八幡東区中央町旧電車通りから高炉台公園側へ? | 今ひとつ自信なさげ。 |
2巻69ページ上 | ? | このバス停、、、どこのバス会社だ? |
2巻148ページ中 | 宗像ユリックスの広場 | 6巻108ページにそう書いてあるのでそうなのでしょう(現地に行ったことがないので)。 |
2巻162ページ | ? | |
2巻188ページ中左 | 荒生田神社(八幡東区川淵町) | 弥十郎と千鳥が訓練したところ。なぜにここなんだろう? |
3巻50ページ右上 | ? | |
3巻60ページ上 | 中央町商店街旧電車通り側(福岡シティ銀行支店からグルメシティ方面へ) | 主人公の住んでいるマンションから直近(歩いて5分くらい?)の商店街です。ここあたりの空間はねじれていないようです(笑)。 |
3巻74ページ | 中央町商店街福岡銀行−みずほ銀行間の道路。きちゃりー通り入口付近。 | 散歩のルートが分かって個人的には嬉しいですね(笑)。 |
3巻88ページ上 | ? | 福岡には「さくらや」がないので、、、 |
3巻104ページ上 | ? | 、、、これは北九州に伊勢丹が出来ることを予言しているのですか??(笑) |
4巻40ページ上 | CAMS黒崎商店街アーケード内 | ここあたりは現地調査さえすれば、詳しい位置まで特定できる自信があります。 |
4巻92ページ中 | 中央町近辺の案内板 | 山手側なのは分かるのですが、、、 |
4巻93ページ右下 | 坂の下側に八幡東区役所 | 主人公のマンションの近くですね。 |
4巻113ページ | 門司港駅改札側からホーム(背景) | 0哩碑の文言が無惨にも省略されています(笑)。 |
4巻120ページ中下 | 中央町旧電車通りから洞海湾方面へ | マンションのベランダから撮った写真と推測。 |
4巻162ページ | ? | |
4巻188ページ上 | ? | 中央町にこんなところあったっけ、、、ん? サンロードって? |
5巻4ページ | ? | 岡田神社か春日神社か、、、 |
5巻6ページ | 黒崎名店街駅前入口工事中の時期 | ちょうどアーケードがCAMSに変わる時の貴重なものですね。 |
5巻35ページ上 | 中央町電車通りから高炉台公園側へ | 2巻64ページの論拠がここになります(笑)。高炉台公園のモニュメントは特徴的ですから。 |
5巻126ページ下 | ? | |
5巻132ページ上 | 旧電車通り | どこかで見たことあるような、、、高見近く、七条あたりかなぁ。 |
6巻106ページ | 黒崎ひまわり通りを駅前から | 今は亡き長崎屋が写ってる、、、 |
6巻132ページ上 | 黒崎名店街駅前入口 | 時系列的にいうと6巻132ページ→5巻6ページ→それ以降(代表例・8巻116ページ上)となります。写真上では。 |
6巻141ページ上と中 | ? | |
6巻148ページ上 | 福岡空港国内線ターミナル | “FUKUOKA”書いてあるし、、 |
6巻149ページ上右 | ? | う〜ん、どこかで見たことあるような、、 |
6巻161ページ上右 | 黒崎駅前ペデストリアンデッキから国道3号線旧西鉄バスセンター側へ | バスセンターが移転する前のものですね。 |
6巻164ページ下中 同179ページ中 | 黒崎ひまわり通りとその周辺 | |
6巻180ページ上左 | 黒崎新天街アーケード横道 | |
7巻12ページ〜 | CAMS黒崎商店街アーケード | もうここまで来ると、商店街の宣伝しているようなものです。 |
7巻88ページ | JR黒崎駅 | 周辺の絵はたくさん出てきているのに、駅自体が登場したのはここが最初だったりもします。 |
7巻101ページ下 | 黒崎井筒屋(現ANNEX−1) | つまりここの屋上で闘っていたわけですな。 |
7巻105ページ上〜 | 黒崎駅前ペデストリアンデッキ | 1巻の小春の位置をここから想像してみて下さい(笑)。142ページではコムシティ完成前の黒崎駅西地区のビルも垣間見えます。で、148ページではペデ自体が見事に壊されます(笑)。 |
7巻141ページ | 八幡東区中央1丁目の某マンション | ここまで場所が特定されると、、、もう、、、 |
8巻19ページ上 | 福岡銀行八幡支店(八幡東区中央) | 3巻で一度登場した銀行です。 |
8巻27ページ中左 | 黒崎トポス | 黒崎そごうと前後した時期に閉店してしまいました、、、 |
8巻43ページ上中 | 清納2丁目交差点? | コマ右下に見えるの多分、紅梅市場だと思います。 |
8巻46ページ下 | 皿倉山山頂テレビ施設 | 手前側に見えるのは、リフトでしょうね。 |
8巻96ページ | ? | |
8巻108ページ | ? | 学校施設というものは、どれも同じに見えて、、 |
9巻9ページ中上 | ? | 北九州から離れると、とんと、、、 |
9巻57ページ上右 | ? | 同上。 |
9巻156ページ下左 | ミスタードーナツ黒崎駅前店 | 後ろに見えるのは安川電機本社工場です。 |
9巻184ページ | −(航空自衛隊清納基地) | 自衛隊にはそんな基地名ありませんし、北九州・八幡のど真ん中に基地を持ってきて貰っても、、 |
10巻48ページ | ? | 東京でしょ? じゃ分からない(笑)。 |
10巻105ページ上 | 防衛庁? | 、、、どーせ私は地方都市在住ですよっ(苦笑)! |
10巻124・125ページ中 | 戸畑・牧山工業団地と若戸大橋? | 橋の基台と建物配置から関門橋ではないと推定。 |
注・だいたいここあたり(10〜14巻戦闘シーン、特に12巻以降)から黒崎ばっかりです。よって特徴的な建物(あからさまにそうだと言える場所やあまり出てこない場所)以外は省いてしまいます。 | ||
10巻156ページ上 | 黒崎・藤田3丁目交差点の歩道橋? | 鳥居の位置から設定上の高校の位置が分かるかもしれませんね、、、無茶か(笑)。 |
11巻40ページ上 | スピナさくら通り店(八幡東区平野) | ちょうど黒崎と八幡中央町との中間点、、、だから何だと言われればそれまで。 |
11巻46ページ上 | 北九州プリンスホテル入り口付近? | もうひとつ、九州健康総合センター(八幡東区平野)前かな、とも思うのですが、、 |
11巻76ページ上 | 黒崎駅前ペデストリアンデッキ(黒崎メイトビル側から) | 復活してる、、 |
11巻97ページ上左 | 黒崎デビュービル前 | 出来てから数年で廃墟化したビルです(泣)。 |
11巻99ページ上 | 三菱マテリアル黒崎工場 | ちょうど洞南町バス停前あたりからとったものでしょう。 |
11巻135ページ上 | 黒崎ひまわり通り横道 | 木の陰に隠れて見えにくいですが、ちょうど今は亡き「唐そば」が真正面に見えるアングルです。 |
11巻166ページ中 | 黒崎トポス屋上 | 屋上での決闘その2。作者屋上好きなのかな(笑)。 |
11巻180ページ上 | ? | 特徴がありそうで、、、 |
11巻182ページ上 | ? | う〜ん、、、 |
12巻22ページ下 | 熊手商店街中、中央市場 | ここまで来ると、まるでクイズのようです。 |
12巻24ページ上右 | くまで通りアーケード | |
12巻29ページ中 | 八幡東区西丸山町の坂道? | かすかな記憶から推定しました。 |
12巻104ページ上 | ? | 八幡の済生会病院に似てるけど、少し違う、、 |
12巻152ページ | ||
12巻167・8ページ | 国道3号線八幡西区・東区の境界付近北側 | |
12巻169ページ上 | 黒崎デビュービル屋上 | また屋上かぁ。どうやって写真に撮るんだろ? 向かいのビルからかな? |
12巻186ページ上右 | 長崎屋黒崎店 | これは向かい側にある井筒屋から撮ってますね。 |
13巻43ページ上 | 黒崎・千代田生命ビル (国道3号線がコマ中の歩道橋の下にある | ここにみえる「はっしん(北九州八幡信用金庫)」は合併によって今は福岡ひびき信用金庫になりました。下からのアングルだと84ページ下コマのようになります。 |
13巻113ページ下 | 黒崎コムシティ・西鉄イン黒崎 | 少しだけ見えてます(笑)。 |
13巻114ページ上 | 池袋駅東口 | そう書いてあるから、そうなのでしょう(笑)。 |
13巻115ページ上 | BIGBOX青山店(八幡西区青山) | 戦いの中心・黒崎商店街から西南に1〜2km位の位置にあります。 |
13巻122ページ上 | 黒崎熊手郵便局 | 右隣に黒崎デビュービルがあります。 |
13巻132ページ上 | ロイヤルホスト黒崎店 | 関係ない話ですが、「ロイヤルホスト」としてはここが第1号店になります。 |
13巻189ページ | 黒崎コムシティ | これも少しだけ。 |
14巻7ページ下 | 御牧大橋(遠賀郡水巻町−芦屋町) | 遠賀川を流れる橋です。ここだけぽんと出されても、なかなか分からないかと。 |
14巻10ページ上右 | ブックセンタークエスト黒崎店 | これ以前にも載っているコマがありますが、ここが一番主役っぽい(笑)ので。現在本屋は移転しています。 |
14巻70ページ上右 | 東京製鐵九州工場 | 黒崎駅から見るとちょうど北側、洞海湾の対岸1.5km付近に位置します。 |
14巻74ページ〜 | 黒崎コムシティ | ここのアングルをメインにして戦闘が行われています。やっと日の目を見たな、という感じですね(笑)。 |
14巻106ページ下 | サンパティーク遠賀(アパート?) | 、、、ってどこ?? |
14巻174ページ上 | 黒崎コムシティ側から黒崎ひまわり通り方面へ | ちょこっとだけ写っている黒崎井筒屋ANNEX−1に連載7年間の時代の変遷を感じます。 |
巻数・ページ数・コマ位置 | 備考 |
1巻8ページ右下端 | 「快速列車」という名のマンガ本がありますが、そう言えば一時期数多くあったJR九州のコンビニがそう言う名前でしたね。あ、でもここでの元ネタは「各駅停車(谷川史子・著)」でしょうな。 |
1巻138ページ上右 | 郵便物の住所には「〜区中央1丁目、〜(シェラプール)黒崎Ⅱ」とあります。(6巻123ページにも)この番地だと北九州市内ならば八幡東区しか考えようが無く、でもその場合「黒崎」と名が付いているのはおかしいわけで、、、 |
3巻90ページ下 | 立て札に注目。「露天商出店禁止 八幡保健所黒崎商店街」とあります。こんな細かいネタが私にはとても嬉しい。 |
4巻94ページ左上 | 「北九州市営木城団地」。今更伏せ字にして貰っても分かる人にはバレバレですって。 |
6巻100ページ左下 | 小春が直下したと考えると、八幡中央町−宗像ユリックス間を三日以上かけて移動している訳か、、、重装備ならアリかな。 |
7巻カバー内 | 制服から高校を判別できます、、、、もっともそれが出来るのは福岡県第4学区の人間くらいでしょうが。 |
10巻164ページ中左 | 陣山・清納・紅梅は確かに八幡西区ですが、桃園は八幡東区ですぜ、先生。あと清納に3丁目はないっす。 |
13巻115ページ | 上のコマの位置に下のコマの方々がいるならば、132ページ〜147ページの戦闘に確実に巻き込まれています。建物自体、隣同士ですから。 |
番外・シリウスの痕(角川書店・発行)3巻の工場 | モデルは三菱マテリアル黒崎工場ですね。つーか、あれだけ妙に現代チックなんですけど。分かる人は少ないか。 |
ここまで黒崎と中央町を取り上げてくれているマンガ、私は見たことがありません。地元の皆さん、最優遇してあげましょうよ。そうですね、、、北九州市の図書館には必ず一揃え置いてあげるくらいに(笑)。
いや、たしかにわたせせいぞうさんや松本零士さんの方が有名ですし、マスコミの取り上げ方が華々しいですが、こういった無名の頃から細々と地域を愛する人の手助けをしてあげることが、つまりは文化を育てるっていうのだと私は思うのですよ。
北九州市出身のマンガ家さん、結構多いんですよ。私が確認しているだけでも、10人近くはいます。作家の出てくる土壌はその地域がどれだけ魅力に満ちているかというバロメータになります。こういったところからのまちおこし(都市活性化の一種としての)、考えてみませんか??
当コーナーではこれから順次(気が向いたら)マンガ作品を紹介していきたいと思います。
基本姿勢としては、
・好きな作品しか紹介しない
・何度も読んだものしか紹介しない
・自分が所有している(つまり、それだけの価値があると自分で思っている)ものしか紹介しない
という三点を挙げます。
ま、紹介の九割九分は作品リスペクトになると思いますので、かるーい気持ちで読んで下さい。
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |