このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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大宮駅地下ホームにて

大宮—与野本町—武蔵浦和—戸田公園—赤羽—池袋
 埼京線、というのは正式な名称ではありません。埼玉と東京を結ぶ、という直感的な印象はありますが、これはあくまでも通称です。2002年12月01日改正で埼京線電車の運転区間は大宮〜武蔵浦和〜赤羽〜池袋〜新宿〜大崎(→東京臨海高速鉄道りんかい線新木場へ直通)となりました。実際に電車に乗る場合にはこの区間の緑の帯の電車が埼京線、と思っていればまず間違いはないのですが…。
 大宮〜武蔵浦和〜赤羽間は正式には東北本線の別線という扱いです。東北新幹線を建設するにあたり、沿線住民の理解を得るための施策として、新幹線高架に併設する形で建設されたのがこの区間です。続いて赤羽〜池袋間は「赤羽線」という名称の、独立した路線です。昭和47年までは、この赤羽線は山手線の一部でした。そして池袋〜新宿〜大崎間は山手線の別線、というのが正式の扱いです。
<乗車記>
 2002年も押し迫った12月26日夜、私は東北本線の通勤快速で大宮に到着した。本来の予定では、こんなタイミングで通勤快速に乗る予定はなかったのだが、なんと時刻表上の通勤快速を見落としていて、ぽっかり余裕が生まれたのだ。ここはもう、埼京線に乗ってみるしかない。
 夏に始発の新幹線に乗るべくうろちょろしていた思い出のある大宮駅コンコースを急ぎ足で通り抜け、地下にある埼京線ホームに向かう。12月1日改正で東京臨海高速鉄道りんかい線との直通運転が開始された埼京線、「池袋・恵比寿・大崎・りんかい線新木場」などの案内表示が真新しい。乗った電車は205系の大崎行き2224K。携帯電話で喋りながらホームに降りてきた男性が「なんか電波悪いんだよ…え?え?…ちっ、切れた…」と言っているのを横目に、電車に乗り込む。私も携帯電話を確認したが、確かに圏外になっていた。
 22時25分定刻に発車した電車は、東北新幹線と並走する高架線をひた走る。かなり頻繁に新幹線が行き交っているのを目にした。仙台を昼頃出発した私の横を、仙台19時27分発の「やまびこ70号」、20時39分発の「はやて・こまち30号」などが軽やかに終着駅へと向かっていく。青春18きっぷの旅を実感する一瞬である。下りにしても、まだ長野行き「あさま533号」、那須塩原行き「なすの257号」、越後湯沢行き「Maxたにがわ459号」などが走っている時間帯である。…さすがに仙台行き「やまびこ」はもうねぇっちゃ(笑)
 どうも運転士が下手なのかダイヤ上の都合なのか、駅進入時のブレーキが早い。かなり手前で停まってしまうのである。「電車でGO!」では減点対象になってしまう「構内再加速」が何回か行われて、やがて電車は赤羽に到着した。赤羽から先池袋方面へは、湘南新宿ラインに乗ったことがあるのでこれでいいことにして、京浜東北線磯子行きに乗り換えた。…さぁ、私は何を目指しているでしょう?…正解:ムーンライトながら♪
[02.12.26乗車]

(駅案内)大宮—北与野—与野本町—南与野—中浦和—武蔵浦和—北戸田—戸田—戸田公園—浮間船渡—北赤羽—赤羽—十条—板橋—池袋
(その他)全線電化複線、幹線

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