このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
仙台市の中心街にあるあおば通駅から石巻へ延びる路線です。もともとは宮城電鉄という電鉄会社によって運営されていました。かつての始発駅仙台も、東北本線の仙台駅の東側の少し離れた位置にありました。そこから街の中を蛇行するように進み、国道45号線と並行するようにして石巻を目指す路線です。仙台〜陸前原ノ町間が地下化され、同時に経路が少し変更されると共にあおば通駅まで延伸されました。線路の跡地を含め、仙台駅の東側は再開発が行われていますが、一部にはその名残を見つけることができます。
仙台から塩釜付近までは典型的な通勤路線で、区間運転の電車が頻繁に運転されています。東塩釜までは複線区間です。快速は全線通しで運転されます。2004年10月16日改正で快速「うみかぜ」の名称はなくなってしまいました。その前年、2003年10月1日改正で平日データイムの快速が多賀城〜あおば通間各駅停車になりました。所要時分は延びましたが、仙台近郊でのフリークエント性を確保した格好になっています。東北本線にある松島駅よりも仙石線の松島海岸駅の方が観光に便利で、観光路線としえも利用されています。全区間が直流電化されており、103系の4両編成が運転されています。2002年末から山手線の205系配置転換によって捻出された205系3100番台によってこの103系も淘汰される見通しです。205系3100番台は石巻方の先頭車に、ロング・クロスの座席配置転換を可能にした「2WAYシート」装備車があります。石巻が故石森章太郎氏の出身地であることから、石森マンガのキャラクターを車両に配した「マンガッタンライナー」もこの2WAYシート組み込みの205系3100番台で運転されています。
ちなみに仙台駅ホームは、東北本線のホームのさらに東側の地下にあるため、西口にある中央改札からは少し歩かなくてはなりません。また、「時刻表」などにも明記されている通り、仙石線から仙台市営地下鉄に乗り換える場合は仙台駅でなく、あおば通駅の方が便利です。市営地下鉄の仙台駅もJR仙台駅の西側、少し離れたところにあるのですが、あおば通駅はその少し西側に設置されています。
東北本線松島駅と仙石線高城町駅の間では、少し頑張れば徒歩連絡が可能です。終点石巻では石巻線に連絡します。
2004年3月13日には31駅目となる新駅、「小鶴新田」駅が苦竹〜福田町間に開業しました。2000年のあおば通延伸開業以来の新駅で、今後の駅周辺の開発が期待されています。東北学院高校・中学の移転及び駅北部の宅地開発が予定されています。
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