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通称津軽海峡線の一部です。五稜郭〜木古内間は海沿いの路線、木古内〜江差間は山間路線に分かれます。前者は特急街道、後者は典型的なローカル線、という区別もできるでしょうか。木古内〜江差間の折り返しの列車もありますが、基本的に函館に直通します。五稜郭に停車しない列車で函館本線方面各駅と江差線方面各駅の間を直通する場合は五稜郭—函館間は運賃計算に含めなくてもいいことになっています。
<乗車記>
2002年夏、寝ぼけなまこ…じゃない、寝ぼけまなこの私は函館駅のホームに立っていた。北海道の短い夏はそろそろ終わりを告げようとしている。聞けば、北海道の小中高校は今日から2学期が始まると言う。札幌からの臨時夜行快速「ミッドナイト」で函館にたどり着くと、青春18きっぷで本州方面に向かうためには1時間半ほどの待ち合わせて快速「海峡2号」に乗るしかない。改札口を抜けて改札口前でぼーっとしているとやがて売店が店を開け始める。「函館新聞」の朝刊を買ったり、買い忘れた北海道土産の「白い恋人」を買ったりしているうちに構内放送が入る。7時45分発、盛岡行き特急「はつかり10号」が入線してくるという案内だ。家族連れや、おじちゃんおばちゃんが腰をあげ、改札口に向かう。
前後して快速「海峡2号」の入線案内も入る。明らかに「青春18」風な人々がよろよろと改札口に向かう。「海峡2号」はドラえもんカー連結、吉岡海底、竜飛海底停車の「ゾーン539」対応列車である。時刻表では4両編成ということになっているが、増結で6両にまで増えている。客車快速列車でここまで長いとかなり立派に見える。12系客車のシートに腰を沈め、ぼーっとしていると8時4分、定刻発車。電機牽引の客車列車はやはり引き出しのショックが大きめである。某「ムーンライト○州」ほどではなかったが。
五稜郭を出ると海沿いの路線をたどる。これが江差線である。途中行き違い停車をしたりしつつ、江差線内は上磯のみ停車で、函館から木古内まで約50分である。先程の特急「はつかり10号」が同じ区間を五稜郭のみ停車で所要41分であるから、なかなかいいタイムである。木古内を出た列車は、新線区間である海峡線に入り、速度を上げた。
[03.01.24更新]
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