このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
札幌を経由して函館と旭川を結ぶ北海道の動脈です。ただ現在は臨時列車を除いて函館方面から札幌へ直通する列車はありません。現在の大動脈は室蘭本線〜千歳線経由のルートとなっています。有珠山噴火の際にこのルートが使えなくなり、函館本線がにわかに賑やかになったのも記憶に新しいところです。
上記のような理由のため運転系統は完全に分断されています。函館〜札幌を結ぶ優等列車は長万部まで函館本線を走り、白石で再び函館本線に顔を出します。小樽〜旭川間は電化されており、札幌近郊を中心に通勤・通学輸送のフリークエント運転が行われています。長万部〜小樽間は典型的なローカル線です。森〜長万部間も優等列車以外はほとんど運転されていません。七飯〜森間は勾配を軽減するために建設された2通りのルートがあり、優等列車は大沼公園経由で運転されます。
<乗車記>
2002年12月、地元の大反対を押し切って建設されたというマイカル小樽の最寄り駅、小樽築港駅に吹き付ける風は冷たかった。テナントが次々撤退し、閑散とした店舗は見るも無残であった。校内の留置線には除雪車が停めてあり、北海道の冬の厳しさを偲ばせた。
やって来たのは白石から千歳線に入る快速エアポート新千歳空港行き。札幌都市圏の輸送体系も徐々に様変わりし、現在この快速エアポートは小樽方面への直通と、旭川〜札幌間を特急「スーパーホワイトアロー」として運転する2系統になっている。3扉の近郊型車両にもかかわらずしっかりとデッキが設置された、これまた北海道仕様の721系電車であった。電車は石狩湾に沿ってトンネルを抜けていき、やがて札幌の市街地に入る。上部を大きく屋根で覆われた札幌駅に到着。駅ビルでは、クリスマスフェアが華やかであった。
[03.03.09更新]
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