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2005年8月24日に開業した真新しい鉄道路線です。つくばから秋葉原までを最速45分(各駅停車でも57分)で結びます。学研都市や郊外の住宅地がが都心に直結し、沿線の利便性を飛躍的に向上させています。これからの発展の担い手となっていくことでしょう。常磐線や高速バスを意識したダイヤ・運賃設定となっており、沿線鉄道会社も対応に必死です。最高速度は130km/h、踏切のない高規格な路線を気持ちよくかっ飛ばします。
全駅にナンバーが振られ、車内放送でもナンバーと駅名が一緒に案内されます。01 秋葉原は地下駅。つくばエクスプレス開業にあわせてJRの改札口も新調されています。エスカレーターを延々降りると、贅沢な地下空間が広がっています。02 新御徒町は都営大江戸線との接続駅。03 南千住では東京メトロ日比谷線と接続。04 北千住は昔からの大乗り換えターミナルです。常磐線、東京メトロ日比谷線・千代田線、東武伊勢崎線と接続します。これまで鉄道のなかった八潮・三郷地域を突き進み、10 南流山でJR武蔵野線と接続します。12 流山おおたかの森は、東武野田線が接続のためにつくった新駅。乗客の争奪合戦が熾烈になりそうです。
15 守谷で関東鉄道常総線に接続します。秋葉原からの各駅停車は基本的にこの守谷どまりです。地磁気研究所がある関係で、守谷よりつくば寄りが交流電化となっています。周囲に民家がほとんどない(2005年夏現在)16 みらい平や17 みどりのを通り、学研都市に入ります。掘割区間を通り抜けると、終点20 つくばの地下ホームに到着です。
計画時の仮称駅名と比べると、開業時にだいぶ駅名が変わっています。以下、カッコ内が仮称駅名です。01 秋葉原(秋葉原)—02 新御徒町(元浅草)—03 浅草(新浅草)—04 南千住(南千住)—05 北千住(北千住)—06 青井(青井)—07 六町(六町)—08 八潮(八潮)—09 三郷中央(三郷中央)—10 南流山(南流山)—11 流山セントラルパーク(流山運動公園)—12 流山おおたかの森(流山新市街地)—13 柏の葉キャンパス(柏北部中央)—14 柏たなか(柏北部東)—15 守谷(守谷)—16 みらい平(伊奈谷和原)—17 みどりの(萱丸)—18 万博記念公園(島名)—19 研究学園(葛城)—20 つくば(つくば)
<乗車記>
仙台からの夜行高速バスは5時過ぎに東京駅八重洲口に到着した。四ッ谷駅の集合時刻まで、しばらく間がある。何も考えずに山手線内回りに乗って、秋葉原駅で下車した。真新しい「中央口」を出ると、つくばエクスプレスの入口が口をあけていた。周辺にある工事現場の仕切り板にはキャラクター「スピーフィ」が描かれている。地底へと続くかのような長いエスカレーターを降りると、明るい地下空間が待っていた。通勤客をさばくためだろうか、コンコースは割と贅沢なつくりだ。それにひきかえ、自動券売機・改札機のあたりは仙台市営地下鉄のそれと大差ない。JRからの乗り換えだと、一旦改札を行き過ぎて券売機に寄ってから自動改札を抜けることになるので、開業当初の試乗客ラッシュで混乱が起こったのも致し方ないことだったように思える。
パスネットカードで改札を抜ける。「Suicaは使えません」旨の貼り紙がいたるところに貼ってある。常磐線と対決する姿勢を打ち出している以上、Suicaの導入が見送られたのかも知れないが、使えると便利だと思うのは私だけではないだろう。ホーム階がまた深い。エスカレータがあるので「足が疲れた」とは言わないが、「未来都市行きの地底駅」というシチュエーションはSFアニメの世界である。
5時45分発、守谷行きの普通電車に乗る。自動券売機前の時刻表に、「守谷でつくば行きに接続」と書いてあったので、迷わず乗り込んだ。ホームに入っていた1000系電車は直流電車。秋葉原〜守谷間のみの運用だ。 (更新をお待ち下さい...) [05.09.12乗車]
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