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塗装:富士交通通常塗装(仙台〜福島線仕様)
撮影日時:2002年11月12日
撮影場所:青葉区中央 広瀬通高速バス発着所付近
コメント:規制緩和を受け、観光バス事業から路線高速バス事業に進出した富士交通の高速バスです。安価な運賃、ハイグレードな車両、添乗員付きのきめ細かなサービスを謳い文句にしていますが、今ひとつ成績は振るわないようです。いかんせん距離が短い上にいわゆる「薄利多売」的な路線ですからね…。それでも運転本数は(競合各社の便数まで含めても)福岡地区の高速バスネットワークからすると「何それ?」というレベルです。競合の共同運行各社が明らかにあてつけ的な運賃引き下げを行ったり、バス停の共同利用を拒否するなどの「対抗措置」に出たため、東北運輸局から注意を受けました。
仙台〜福島線、仙台〜郡山線に引き続き2004年2月1日から仙台〜山形線も運行開始しました。仙台〜山形間の運転本数は、宮城交通・山形交通の60往復プラス富士交通の15往復で75往復です。過当競争「気味」などと言う生易しいものではありません。供給過剰は目に見えています。ただ、仙山線が貧弱ですから、その分が回るかも知れません。
その後、この新規参入があだとなって経営を圧迫してしまった富士交通が経営破綻するにいたり、なんとも後味の悪い競争劇となってしまいました。
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