2002年8月16日
無事にチョロQを購入し、名古屋に戻った頃にはすっかり日も落ちていた。
とりあえず、キープしておいた名古屋駅構内のホテルにチェックインし、これからの作戦を練ることにした。
名古屋に来たからにはまずは、手羽先が食べたい。
名古屋グルメについて、あまり詳しくないリーダーも説得し、早速、手羽先を求めていざ出陣!
が!よくよく、考えれば手羽先ってどこで食べられるの?
名古屋場所初日の我々は全く情報がないのだ。
あいにく、ガイドブックなんていう洒落たものは持っていない。
こんな時、頼れるのはヤツしかいない。そう、最近結婚して浮かれている、「投釣王」だ。
彼は学生時代から、名古屋をうろうろしていたみたいだし。
早速、電話。運良く投釣王にすんなりとつながった。
「とりあえず、「栄(さかえ)」に移動しろ。そして、「風来坊(ふうらいぼう)」に行け。以上」
って、それだけかよ!栄というのは、地名で名古屋市内ではメジャーな繁華街らしい。
「風来坊」は手羽先の店らしい。で、詳しい場所を聞くと「忘れた!」の一言。
これだけの情報でも、無いよりはマシ。早速、名古屋駅から地下鉄に乗り込み「栄」に移動。
地上に出てビックリ。
私は繁華街と言うことで新宿の歌舞伎町のようなゴミゴミした街を想像していたのだが、違っていた。
縦と横に碁盤の目のように整備された広い道路と、立ち並ぶビル群。
そして、テレビ塔を中心に広がる遊歩道。
リーダー曰く、札幌に似ているらしい。
しかし、目的は手羽先。この街の中から一軒の手羽先店をどうやって見つけたらよいものだろうか、、、
誰かに、聞くという手もあるが、せっかく来たのだから、パトロールも兼ねて街を徘徊しながらさがす事にした。
夏の虫と一緒で妖艶に光るネオンに吸い寄せられそうになりながらも店をさがす。
なかなか発見できず、かれこれ1時間はパトロールをしてしまった。
そろそろ誰かに聞こうかと思ったその時、はるか遠くに「風来坊」の看板を発見!
早足で近寄った、ここだ、間違いない。店内に入る。
が、またしても試練が、、、!そう、行列である。この風来坊は名古屋でもかなり有名な店みたいなのだ。
待ち時間は30分以上。どうしようか悩んだ、他を探そうか、明日にしようか。
迷った時は、そう、投釣王に電話。答えは
「絶対に並べ。以上」
汗だくになりながらも、並ぶことに決定。(名古屋は夜になっても異常に暑い)
これで、たいしたことなかったら、うらむぞ投釣王。
案内された店内は意外なことに、普通の居酒屋だった。
メニューをみても、普通の居酒屋である。
しかし、店員が注文をとりに来た瞬間に、ここが普通の居酒屋でないことを思い知らされた。
店員「とりあえず、手羽先は何人前にしますか?」
まだなにも言ってないのに、手羽先の注文を聞いてきたのだ、その後に飲み物である。
間違いない、ここは手羽先屋なのだ。一人前5本ということなので、とりあえず4人前を注文。
ちょっと、多いかなと思いつつ、腹も減ってるし一人10本くらいはいけるだろう。
そして、ビールとともに手羽先が登場。
すかさず、手にとりかぶりつく。
「なんじゃこりゃー!」(松田優作風)
ウマい。ウマすぎるのである。
最初の舌触りはほのかに甘く、噛み締めていくと、コショウのきいたスパイシーな味わい。
さらに、まんべんなくふりかけられた、白ゴマが口のなかで絶妙にからみあう。
(執筆中のいまでも、思い出すだけで、口がらヨダレが、、、)
おまけに、ビールと物凄く相性がいい。
ビールが進む、進む。
いつのまにやら、目の前にあった20本の手羽先は、ハイエナに食べられたかのごとく骨だけになっていた。
さらに、2人前注文し、お茶づけでシメて店を出た。
お腹が一杯なうえ、ビールがきいて、気分は上々!
この味には、自称グルメ王のリーダーも満足したみたい。
ホント、情報を提供してくれた投釣王には感謝、感謝である。
ちなみに、投釣王に前に来たときどれくらい食べたのかを聞いてみた。
投釣王「一人で10人前は軽くいったね!」
太るわけである、、、 |