このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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安曇野への道(実践編)

またもや、安曇野に行ってしまいました。
今回は、夏休みで、電車だと混雑が予想されるため、マイカーで乗り込みました。
でも、渋滞にはまる。

ちょっと追加しました。(8月23日)


8月14日

寝坊気味ながら、11時に町田を出発。颯爽と八王子インターより中央高速に乗る。
調子に乗って走り出した瞬間、談合坂あたりで渋滞にはまる。おかげで、大月まで、3時間以上かかった。(やはり上野原で降りて、裏道に行くべきだったと後悔。)
大月から先は順調で、夕方には、おなじみの投げ釣り王の家に到着。
ここでナメられてはいけないと、ハイテンションで投げ釣り王部屋に乱入したものの、こちらには冷たい視線だけが向けられている。
「まあ、だまってましょ。」と投げ釣り王が、追い討ちをかける。
何かと思えば、投げ釣り王、Fっち、ひふみちゃんの3人。昼間から呑気にビデオなんぞを見ていたのだ。それも、真剣な顔して。それも、微妙な新しさの「ハムナプトラ」。ピラミッドでゾンビみたいなのに追いかけられている。
しかたなく、私も途中から見ることに。当然ながら内容はよくわからん。
しばらくすると、Dこんがハイテンションで乱入。やはり、冷たい視線が注がれた。

ビデオも見終わり、夕食もかねて、ガレージ(物置)でバーべQを開始。
今回のメンバーは、安曇野漁業組合4000でもおなじみ、投げ釣り王、もじもじ、Dこん、Fっち。そして、たまにいいギャグを出す、ぬけふくろう。さらに、私がはじめて会った、ひふみちゃん、きょうちゃん。
ぬけふくろうに関しては会社の制服(日本一有名な会社!?)で現れた。すかさず、もじもじ「この服は何色なんだよ!」とツッこむ。
投げ釣り王は相変わらず、肉しか食べない

そこで、中学時代の風呂の話が盛り上がり、各々の中学に伝わる、伝統的な体の洗い方の話になった。
さんざん討論した挙句、一中が一番かっこいいと結論に。しかし、残念ながら一中出身者がこの場所にはいなかった。仕方がないので、みんなのわずかな記憶をたよりに、少しずつ思い出すことに。
結果、どうやら、風呂にみんなで入る時に
「一中、一中、一中」
と大人数で大声を張り上げながら、力いっぱい体を洗い合うらしいのだ。
たしかに、これは、男らしく勇ましい。
残念なことに、私の地方では、そのような風習が無い。ちょっと、くやしい。

バーべQも終わり、部屋に退散。みんな、お疲れモードのなか、ぬけふくろうがニコニコにながら、
「今日はよかった。」「今日はよかった。」と、何度も言っている。前回、よほど、つらい思いをしたようである。
部屋にいる5人は、目もうつろになり、ほとんど寝ていると言っても過言でない状態になった。
その時である、「さてっと」と言いながら、ぬけふくろうがムクりと起き上がった。
そろそろ、帰るのかなと思った瞬間。
すでに、もじもじが占領しているベッドへと、吸い寄せられていった。
この二人がこのまま、朝までベッドを共にしたことは、内緒です。

8月15日

もう、毎年恒例となっている、諏訪湖の花火大会に出かける。
Fっちも誘ったのだが、おつかれの様子らしく、棄権。
結局、投げ釣り王、Dこん、もじもじ、キーモンそして、私の5人で出動。
毎年、ホテルの屋上を借りて(有料)の見物をしているが、今年は湖畔の遊歩道からの見物をすることに。
昼頃に到着したのだが、いい場所はすでに先客が、仕方なく目の前に木があるが、何とか見えそうな位置をキープ。ここから、夜7時まで、長い待ち時間との戦いである。途中、私の先輩、しんちゃん夫妻も合流。
安曇野漁業組合のお下品トークに、しんちゃんの嫁ちょっと、引き気味。
そして、あたりも暗くなってきて、挨拶がわりのスターマインが夜空を彩る。
総打ち上げ数、42000発にも及ぶ諏訪湖花火大会が開始された。
この時点で、持っていったビール24缶がすっかり空いてしまっている。
花火の種類も、定番の牡丹、長柳、菊。さらには、ハート、UFOなどの型物など、多彩にわたっていて、観客を飽きさせることはない。
花火も佳境に入りいよいよ諏訪湖名物水上スターマインである。
この花火、水面で半円を描くように、華を咲かせる、と、同時に上空にも、何発もの連続打ち上げ、体に響く轟音と妖艶な美しさを同時に味わう、この瞬間は何度見ても、感動してしまう。
このあと、ナイアガラがあって、終了。
その時、投げ釣り王が突然こう言ったのである。
「ナイアガラと同時に打ち上げ花火が上がる」
これには、みんな、そんなはずはないと、否定した。特にDこんは餃子一年分を賭けると言い、えらい強気。投げ釣り王だんだん弱気になり、「小さいの一発でも上がればいいんだよね」と、言っている。
そして、ナイアガラに着火
両端から順番に火はひろがり、あっという間に諏訪湖上約2キロにおよぶナイアガラの滝が映し出された。
と、その時ナイアガラの中央付近で、打ち上げ花火が轟音をたてながら、ドッカンドッカン、上がってしまった。投げ釣り王の方を見ると、「ヨッシャ!」と声をあげ、今日一番の笑顔で一人ガッツポーズをしている。
今年は投げ釣り王の勝ちである。

8月16日

昨日の花火大会の疲れによって、起きたら昼近くになっていた。
せっかくなので、温泉にでもいこうと思い、近くで、いい温泉がないか考える。
そんななか、投げ釣り王は携帯の電池が切れたとかいって、ゴソゴソと充電器を探していた。
と、突然、投げ釣り王が
「充電器、この前行った旅館に忘れた」と言いだした。
あわてて旅館に電話する投げ釣り王。
「・・・け、けいたいの充電器なんですけど。・・・え、あのコンセントのついた。・・・今から取りに行きます。
何!取りに行く!?一体どこまで?
仕方なくその旅館まで取りに行くことに。ここで、Fっちも呼び出し、3人で向かった先は、松本と塩尻の境、高ボッチ山の麓にある高ボッチ温泉。
車で山道を走ること1時間半、人里離れた山奥に高ボッチ温泉はあった。
かなり、マイナー場所らしく、旅館は一軒しかなかった。しかも、どう見てもさびれた旅館なのだが、ホテルと書かれている。「どこが、ホテルだよ。」(三村さん風)
早速、充電器を回収。
せっかくまた来たんだからということで、温泉に入って行く事に。このホテル?では、日帰り入浴もやっていて、一人600円也。
早速そこで、覚えたての一中式の入浴法を実施。
「一中、一中、一中、」の掛け声が風呂場の中をこだまする。
お風呂のほうは、造りも古くシャワーなど勿論ない。
しかし、大きめの内風呂がと露天風呂があり、かなり満足できる内容。
お湯がぬるめなので、長い時間入っていられる。
都会の喧騒を離れ、虫の声を聞きながら、ゆっくり温泉につかってボーッとすると、癒される。
おもわぬ展開から、入ることができた高ボッチ温泉。充電器を忘れた投げ釣り王に感謝。

8月17日

朝、投げ釣り王と別れ、帰途へ。
しかし、朝早く、このまま素直に帰るのはと思い、ドライブがてら少し遠回りをして帰ることに。
投げ釣り王の住む松川村から、東の四賀村を目指す。
国道143号松本街道を走り、途中から、県道181号下奈良本豊科線に入った。このあたりから突然民家なども見当たらなくなり、対向車も全く無くなる。
道は舗装はされているものの、道幅もせまく、カーブも多い。おまけに山道のため、先がどうなっているのかわからないという不安もある。昼間なのに薄暗ので、ハイビーム全開走行。夜なんか、絶対走りたくない。
道はやがて保福寺峠に入る。かなり険しい山道。
その、山頂付近に分かれ道があった。
このまま進めば上田市方面。もう一方は美ヶ原方面。
しかし、美ヶ原方面は「林道蝶ヶ原線」だったのである。上田方面にいっても、東京には近づかないので、林道を選択することに。
この道はその名の通り、まさしく林道。クロカン系の4WDでなければ、入っていけないような険しい道が7キロも続く。
「この先落石、崖崩れに注意!」の標識にますます不安になる。どう、注意しろって言うの!。
ここで、私の愛車パジェロが、本領を発揮する時である。
この車買って、5年以上経つが林道を走るのは何を隠そう初めてなのである。
実際、4WD車に乗っていても、林道を走ったことない人はかなりいると思う。
あまりの険しい道にかなりビビりながら、車を走らせる。
CDを聞こうとすれば、音トビが激しく聞けない。ラジオを聞こうとすれば、アンテナが木にひっかかるので聞けない。仕方なく、自然の音を体に感じながら、ひた走る。
途中、ガードレールも無く、一歩間違えれば、崖下に転落という場所がいくつもある。谷は相当深い。
でも、野生の小動物に会うことができた。(リスみたいなんだけど、少し大きく、ちょっと違う。)
これが、林道の醍醐味かな。
林道の中間点付近で三才山トンネルの真上を通過。トンネルを出入りする車が豆粒のように見える。
そのまま進み、県道464号美ヶ原公園西内線に合流。ここで、林道は終わり、そのまま、武石峠へ。
そこから県道62号美ヶ原公園沖線へ。
武石村方面を目指し、途中から県道464号に入って、美ヶ原を目指す。このあたりになると、観光客らしき車も多くなってくる。

山道を走ること数十分、その頂上が美ヶ原であった。
そこには、有名な美ヶ原高原美術館があり、かなりシュールなオブジェが、あちらこちらに点在。さらに、このあたりだけ、どう言う訳か幻想的な霧があたり一帯立ち込めており、オブジェを神秘的に演出している。

今度は、ここから、ビーナスラインを走り、霧が峰方面に進む事にした。
しかし、このビーナスライン有料道路である上、値段が異常に高いのである。終点まで行ったら、3000円を超えてしまう。高速でもないのに。
くやしいので、途中の和田峠でビーナスラインを降りることにした。それでも、1400円。
そこから、国道142号中山道を走り、諏訪方面へ。
諏訪の町を通ると花火大会の日とは違い、本来の静けさを取り戻していた。
この時点で、もう昼の12時を過ぎていたため、渋滞を考え急遽中央高速に乗り東京を目指す。
あいにく、渋滞にはまることなく、相模湖インターで降りる。
夕方には、地元町田市に到着。

 


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