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農業・グルメブレーク15.種子メジャー覇権阻止のためのGMO反対は筋違い

(なんでも掲示板 08年1月 投稿済)

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「種子メジャーの覇権阻止のためGMO反対」は筋違い  投稿者:スルッとKANTO 投稿日:20081028()083455

 

 

 

小生に言わせれば、GMO反対運動などは「宗教」と同様で、非科学の極みなんだが、
GMO反対運動の論拠としてよく語られるのが
「GMOをこのまま推進すると、種子メジャーが全てのライセンス・権益を確保してしまい、
 世界は種子メジャーにひれ伏すことになり危険だ」という理屈。

一見もっともな話であるが、よく考えるとオカシイ。

確かに種子メジャーがそのライセンスを振りかざして不当な行動を行う危険性はあるが、
であれば「種子メジャーがそのような行動を取らないような方策を考える」というのが
素直な解決策であるべきだが、それがなぜか「だからGMOを取りやめる」と
論理が飛躍してしまっている。

あと、グリーンピースとかは
「飢餓が南北間の食料移動のアンバランスを正せば解決する話であり、
 GMOを使う必要がない」という反論を載せているが、これもおかしい。

「食料の南北間のスムーズな移動」が「カンタンに」できるのであれば、数十年も南北問題が
「放置」されてきているハズがない。

カンタンに食料移動ができないので、飢餓が残っているのである。
言うはやすし、行うは難し。
であれば、「いつになったら解決するのか皆目わからない南北移動問題」に過度の期待を
持つのではなく、現実的手段としてGMOを選択するのが責任ある態度ではないのか?

あと、アメリカは
「ヨーロッパ諸国がGMOを容認しないので、アフリカ諸国は
(生産の一部を対欧輸出に振り向けることができないので)GMO導入に
踏み切れなくなる」と批判している。
アメリカの言動は温暖化対策等では訳わからない動きが多いが、
GMOに関しては、このアメリカの言動を強く支持する。

さらに言えば、GMOの生産はおろか、研究ですら「不法行為で妨害する」ような
GMO後進国日本に対しても、「世界貢献としてなぜGMOを容認・研究しない?」と
アメリカは強く「外圧」を掛けるべきだ。

 


れ:  投稿者:まる 投稿日:20081028()12296

 

 

 

一ついえることは非科学だろうが、科学だろうが、
国民のコンセンサスがなければ推進してはいけないのが成熟した社会の姿です。

臓器移植しかり、原子力しかり、遺伝子組換えしかり、安楽死しかり・・・
他にもいろいろあるが・・・

臓器移植して欲しいという患者がいて、安全を保証できる医療技術者がいても
彼らだけの判断で実施してはいけないのです。国民のコンセンサスが必要。

安楽死も同じで、当事者だけでなく、国民のコンセンサスが必要。

GMO反対が筋違いと、GMO関係の人は思っているかもしれませんが、
関係者だけで、「他人にもよかれと思って」、勝手に推進してはいけないのです。

でなければ、「他人に良かれと思って、勝手に(金剛乗仏教?)」地下鉄にサリンをまいた
グループと行動規範が変わらないわけです。

「非科学」ではなく、倫理の問題というべきかも知れませんが、なんで勝手に推進しては
いけないのかは長くなるので科学倫理の本でも読んでください。

 


追伸  投稿者:まる 投稿日:20081028()123417

 

 

 

>>研究ですら「不法行為で妨害する」ようなGMO後進国日本に対しても

これは何のことを言っておられるのですか?

 


刈り取り事件  投稿者:スルッとKANTO 投稿日:20081028()135058

 

 

 

あまり知られていないようですが、
要は研究用に栽培していたGMO作物を、
反対グループが無断で刈り取った、という事件。

http://www.asyura2.com/0306/gm7/msg/120.html
http://kojidoi.home-server.jp/blog/2003/12/kitaguni061114030151098.html

栽培はあくまで合法的に行われていたので、反対派の行動は
私有地の不法侵入、及び器物損壊ないし窃盗に該当します。

 


れ:刈り取り事件  投稿者:まる 投稿日:20081028()171259

 

 

 

農業関係は法律が複雑でよくわからないことが多いのですが

記事の
>>
茨城県谷和原村の農場で試験栽培されていた遺伝子組み換え大豆約20アール分が無断で
>>
掘り返され、埋められていたことが27日、分かった。遺伝子組み換え作物の栽培に反対
>>
している地元農家らがトラクターを持ち込んだとみられ、大豆を栽培している「バイオ作
>>
物懇話会」(宮崎市・長友勝利代表)は県警水海道署に被害届を出した。

>>
 農場の地権者らによると、掘り返されたのは26日。懇話会は除草剤に耐性のある遺伝
>>
子組み換え大豆の試験栽培のために6月に大豆の種をまいた。大豆が開花した7月下旬、
>>
遺伝子組み換え作物に反対する県内の農家や消費者らでつくる「遺伝子組み換え作物いら
>>
ない茨城ネットワーク」が「花粉が飛び、自然の大豆と交配する恐れがある」として刈り
>>
取りを要求したが、懇話会が断った経緯がある。

の記事で、管理人殿が「栽培が合法的」と判断する根拠はどこにあるのでしょうか。

農作物を栽培するときは近隣の農家、人家に影響を与えないようにするだとか、常識的な
法律か条例がありませんでしたか?

例えば竹を植えると隣の敷地まで根を伸ばして、隣の家の床を突き破るので、勝手に植えては
いけないとか・・・
水防上、堤防のそばで桜の木を植えてはいけないっていうのも聞いたことがある
(理由はよく知らない)。
まあ、それを勝手に刈り取っていいか悪いかはべつの問題ですが、栽培自体が合法の根拠が
わからない。

自分の土地(農場)だから、何やっても自由だという論理は
「なんで自分の持ってる山に廃棄物、埋めたら違法になるんじゃい」とすごんできた
廃棄物処理業者と同じ論理ですな。

交配の危険があるのに、反対を押し切って遺伝子組換え作物を栽培する行為は
自然の湖沼にブラックバスを放流するのと同様、生態系を乱す不法行為なので、
そっち方面の法律で立件される可能性もありますよ。

 


追記  投稿者:まる 投稿日:20081028()173658

 

 

 

交配したかどうかは調べればわかるでしょうから、近隣のダイズが知らないうちに
遺伝子組換えのDNAをもつようになってしまった場合、風評被害どころか、
市場に売れなくなる実質的な被害が発生する可能性もあります。

ここらへんの被害交渉については事前に話し合われたのでしょうか・・・?

 


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