飼料
>牛って、鶏や豚と違って、草だけ食べても育つんですよ。
>鶏は動物性蛋白質摂ります(虫とかでいいんですが)し、
>豚は飼料が人間の食料と被ることがイスラムで禁忌に
>なった原因ともいわれています。
現代、特に先進国では、牛や鶏も大部分穀物飼料で育てていますよ。
草をはむ牛や、ミミズを食べる地鶏なんか、ものすごい例外です。
(テレビでそういう風景を写すことはありますがね。)
また、豚は、世界的(特に途上国)に見ると、残飯やゴミ、糞!などで飼育しています。
日本も昭和30年代までは、町中に残飯入れ箱があり、養豚農家がそれを集めて
町中でいわゆる残飯養豚をしていたのですが、悪臭の苦情で、なくなりました。
イスラム教が豚食を禁じる理由は分かりませんが、飼料が人の食料と重なるからと
いうのは、変な気がします。
(そもそも中東に豚がいるのか?インドに聖なる牛はたくさんいるようですが。)
あと、イスラム教は鱗のない魚(たこ等)を食べてはいけないとしていますが、
理由は・・・。
というわけで、畜産物の消費量増大が、気がつかないうちに低所得国の食料危機を
生み出すという理屈はある程度わかります。
ただ、では畜産物の消費を押さえようとすると、今度は、飼料価格が下がりますが、
穀物生産が低下し、果たして、低所得国に食料が回るかどうかは判りません。
本当は、国ごとの所得格差が解消すべきなのですが、残念ながら、そんな力がある
政治家や、やろうとする国民はいないでしょう。 |