分野によっては、導入されています。特に、農産物を集荷した後の選別とクラス分け、
輸送等の分野です。
特に、日本人は見た目にうるさいので、この分野に資金を投入することは価値があるのです。
ところが、いわゆる田植え、稲刈り等農作業は、昔に比べれば機械化されましたが、
まだ難しいところがあります。
まず、日本の水田は、せいぜい1ヘクタールの大きさです。自動化された機械を
入れると、まあ、30分もすれば、作業が終わりますが、次の作業田圃に移動するのは
今の技術では、人間でないと無理です。農家の田圃が隣り合っているとは限らないので、
何百メートルも離れた田圃まで、自分で移動してくれる農業ロボットが必要になります。
(そんなのあるか?)
ちなみに、人件費等が安い途上国と先進国では、おおむね先進国の農業の方が競争力
があります。これは、機械化と流通コストの削減のためです。
酪農についてみると、世界最強はニュージーランドとされていますが、農家レベルでは
タイという意見もあります。ただし、タイの酪農家が安価に出荷しても、出荷の安定性
、輸送コスト、輸送の品質保持技術等々のため、負けてしまうのです。 |