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農業・グルメブレーク40.農業のFC化

(なんでも掲示板 0年03月 投稿済)

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農家のフランチャイジー化(FC化)  投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2009330()192519

 

 

 

【農家のFC化とは?】

・FC本部が、農家に対して
 「種」(又は苗)「肥料」「ノウハウ」「販路」「農機具」を提供

・農業の事業主体は、あくまで農家
 (参考:農業法人による農業では、事業主体は
  農業法人であり、農家は「従業員」となる)

・FC本部として食品会社や種苗会社等の大会社を想定

・一定品質の確保が求められる。
 FC本部による抜き打ち検査等行なう

【従来の個別農家農業の問題点】

・零細、プレーヤーが多すぎる

 例えばミカン農家、リンゴ農家、キャベツ農家・・・で
 日本全国にそれぞれ1万戸以上存在している。

 一方、自動車メーカーは国内で10社程度、その他工業製品も数社で
 寡占されている。

 農業の場合、プレーヤーの数があまりにも膨大で、市場をメーキングする
 メガプレーヤーが全く不在なので、市場が混乱したままで秩序が形成されない

・栽培ノウハウの共有化ができていない

・消費者から見た場合、ブランド化がなされていないので、
 安心できない

【零細脱却のための「農業法人化」が失敗する理由】

・農家からすれば、土地を農業法人に明け渡すことになり、
 抵抗が大きい

・現状の農業法人化・・地域の農家数戸がまるごと法人に移行して、規模大規模化を目指している
 ⇒無農薬農法や新作物のように、「A村で賛同する農家が1戸、B村で賛同する農家が1戸・・・」のような
 場合の集約化には適さない

【農家から見たFC化のメリット】

・土地所有権を手放す必要がない
 (独立自営が保てる)

・篤農家の栽培技術、最先端の栽培技術、最新品種を導入できる

・販路の心配をしなくて済む

【FC本部から見たFC化のメリット】

・農地の手当てや農業法人設立の手間を掛けなくて済む

・自社の農法に賛同する農家が「全国に散らばっている」場合でも、
 自社ブランドの農作物を大量供給できる。
 (例:FC契約農家が、新潟県に4戸、栃木県に2戸、静岡県に3戸・・・)
 むしろ全国に散らばった方が、天候リスク等をリスクヘッジできる。

【消費者から見たFC化のメリット】

・例えば「カゴメのみかん」とか「味の素のブロッコリー」、
 「サトウ食品のコシヒカリ」があれば、農作物への信頼が生まれる。
 (ブランドへの安心感)

【FC化の課題・ネック】

・現状の農業の課題の一部を放置することになる。
 (農地の大規模化・集約化・担い手の高齢化は解決しない)

・天候変動リスク
 全国一斉に不作になった場合、予定量が確保できない


・・・とここまで書いて気が付いた。
「これって、契約栽培と何が違うのだろうか?」

 


まる先生 他  投稿者:あじあ号 投稿日:2009331()03092

 

 

 

>「これって、契約栽培と何が違うのだろうか?」
はい、契約栽培の一つのパターンです。

 


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