「キューピー3分クッキング」という長寿番組がある。
これはこれで残してもいいのだが、ここで出てくる食材に、
何か社会的意義を持たせられないか?
食材というのは、豊作・不作によって、生産量にかなりばらつきが生じる。
で、豊作だと価格暴落し、挙句は「キャベツを畑に埋め込んで廃棄」になる。
であれば、3分クッキングの食材は、まず豊作の食材を優先して取り上げるべきだ。
そうすると、多少はTVの影響で、その食材の消費がアップする。
その場合、スポンサーはキューピーでなく、イオンにした方が良くないか?
イオンの全国レベル調達力で以って、豊作な食材、安価になる食材をあえてTVで取り上げるのである。
この場合、録画でなく限りなくナマ放送に近づくだろう。
「4月9日はほうれん草の入荷が多いから、今日のイオン3分クッキングはほうれん草を使った料理にしよう」
「4月10日はイワシの入荷が多いから、今日のイオン3分クッキングはイワシを使った料理にしよう」
という風に。
さらに番組画面の最後にQRコードを出して、それをケータイで撮影すれば、
(1)レシピがそのままケータイにダウンロードされる。
(2)そのケータイを持ってイオンに行けば、その食材の割引を受けられる。
のようなサービスがあれば、さらに視聴率は上がるだろう。
これは小生の持論だが、地上波テレビの番組コンテンツは、できるだけ
ナマの情報にすべきである。
ドラマを筆頭とした「経年劣化しないコンテンツ」は、さっさと地上波から退場すべきなのである。
そういう目で見た場合にクッキング番組は、何も工夫しなければ
「経年劣化しないコンテンツで、さっさと地上波から退場すべき」なのだが、
リアルタイムの食品価格・食品生産量とリンクすることにより
「ナマ放送に適した旬の番組」に格上げされることになる。 |