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農業・グルメブレーク 6.姉妹都市へ生産指定して栽培せよ

(なんでも掲示板 08年10月 投稿済)

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姉妹都市へ生産指定して栽培依頼すれば?  投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008109()194117

 

 

 

http://www.asahi.com/national/update/1009/TKY200810090057.html

>福島県会津美里町で減農薬米に取り組む農家でつくる農業生産法人「グリーンサービス」が、
>同社の社債を買うと償還までの3年間、毎年新米が届けられる「お米社債」を発行した。
>消費者に投資という形で農業経営に直接かかわってもらい、納得のいくコメ作りを
>応援してもらおうという試み。今月半ばには初の「配当」となるコシヒカリの新米が
>県内外の20人に送られる。
>同社は減農薬・減化学肥料の特別栽培コシヒカリ「会津米物語」を主力ブランドに、
>同町新鶴地区に約31ヘクタールを作付けしている。
>会津産コシヒカリは市場では新潟・魚沼産などと同じ最上級の「特A」クラスだ。
>お米社債は昨年10月に同社が初めて発行した小規模な私募債で、一口20万円。
>利息の代わりに毎秋、自慢のコシヒカリの新米10キロを送る。
>小売価格は6千円程度だから3%近い利回りになる計算だ。
>農協や銀行に頼らない資金調達や、消費者との関係を密にしたいと考えていた
>新国文英社長(55)が、専門家の助言を得て発案。
>これまでに首都圏や九州などから20人の申し込みがあった。
>新国社長は「出資を受けることで張り合いと緊張感が生まれる。
>『私作る人、僕食べる人』ではなく、生産者と消費者がコメ作りを守るパートナーになれたら」
>と話している。20日には今秋の社債発行が控える。
>問い合わせは同社(0242・78・2944)まで。(足立朋子)

これは産直の変形版であり、生産者側も資金調達が主目的なのではなく、
「消費先の囲い込み」の方が主目的だろうと推測される。
出資する側も、資金運用が主目的なのではなく、「生産者の顔が見えるコメが欲しい」という
ことだろう。

ところでこの種のニュースを見て思うのだが、10キロのコシヒカリをクロネコヤマト便で
個別発送すると、運賃だけでも1,000円を超えてしまうのではないだろうか?
消費者側が、都合よく世田谷区に固まって住んでいる、ということは全く無くて、
世田谷区1名、足立区1名、三鷹市1名、茨木市1名・・・のように
全国に分散しているだろう。
なので、大量輸送できず、個別発送(宅急便発送)になって、コストアップになる。
これでは、運賃だけでトータル価格の数十%を占めてしまう。

消費者の立場からすれば、「顔が見えてくれればそれでいい」のであり、
生産地が会津美里町でも、大潟村でも、一関市でも、どこでもいいのである。
他方生産者の立場からすれば、「安定消費してくれればどこの消費者でもいい」
のであり、消費者が練馬区でも麻生区でも浦安市でも、どこでもいいのである。

であれば、「会津美里町の生産コメは、豊島区のコメ店に優先して納入する」として、
宅急便を用いた個別発送ではなく、大量発送をするようにすれば、
輸送コストは一気に下がる。(100円程度になるのではないか?)
で、中野区は由利本荘市から、板橋区は古川市から、と個別に結びついていけばいい。

以前小生は「姉妹都市交流は、自治体のお遊びに過ぎなくなっている」と
批判投稿をした。
なら、折角の姉妹都市交流を、産直に生かさない手はない。
世田谷区は群馬県の川場村と交流があり、一時は「越県飛び地合併」も検討されたそうだが、
であれば世田谷区の八百屋は川場村から産直品を仕入れる、という取り組みも考えられる。
世田谷区内の大手食品スーパー(マルエツ、サミットの類)は、本部からの一括仕入れに
なってしまって、「川場村を優遇」することはできない。
「本部の縛り」がない、マチの八百屋だからできることである。
横浜市であれば道志村だろうか。

 


 

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