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農業・グルメブレーク6「子供は人参嫌い」のフィクション

(なんでも掲示板 10年02月 投稿済)

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「子供は人参嫌い」のフィクション

 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2010219()000145

返信・引用

 

 

自分が子供の頃、好き嫌いの定番として言われていたのは
「ピーマン」「たまねぎ」と並んで「人参」が挙げられたと思う。

自分自身を考えると、別に人参は好きでも嫌いでもないが、
世間的には「子供は人参が嫌い」という固定観念が定着している。

しかし、その「常識」は、そろそろ取り払った方がいいのではないか?

今日だったか、昨日だったか、東京電力のIHクッキングのCMで、
子供が人参を避けるのをママがたしなめる、というのがあったが、
個人的に違和感を感じた。
あるいは、数年前だったか、花王の食器洗い洗剤のCMで
子供が人参を残す、というシーンがあったが、これにも違和感。

なぜ違和感を感じているのか、と言えば、自身の子供を観察していると、
「人参は甘いものであり、おやつ的に食べられるもの」として、
大好物で食べているからである。
ファミレスに行ったら、子供に自分の人参をあげているほどである。

で、これは自分の子供だけ「異常」なのか、とも思ったが、
どうも育児ブログを見ていると、「人参好きな子供」が多いようだ。

ということで、客観的データを探すと、
カゴメ(言わずと知れた食品会社)のアンケート調査
http://www.kagome.co.jp/news/2008/images/0819001.pdf
で、人参は「好きな野菜」の第6位にランクインしている。
「嫌いな野菜」での順位は第28位。

「人参が好き」と回答した子供は57.0%、
「人参が嫌い」と回答した子供は7.4%、
なので、「子供は人参が嫌い」というのは、完全に神話、フィクションでしかない。

というか、この調査では、人参について、更に突っ込んだ考察をしており、
「5歳以下だと人参が好き、と答えた子供が多数派」なのに対して、
「6歳を超えると、急速に「人参が好き」という回答が減少している」というデータを
提示しており、
「成長とともに周囲の評判などから苦手意識が高まる野菜」
という仮説を立てている。

「周囲の評判から苦手意識が高まる」・・・何のこっちゃ?

小生は、これを大胆に解釈する。
「6歳以上になると、社会性を身につけ始めるので、
 「世間では『子供は人参が嫌いである』とされている」ということに気付き始め、
 「人参が好き、と公言すると、子供らしくないヘンな子、と思われてしまう」と
 空気を読んでしまうので、本音では好きでも、『さほど好きではない』フリを始める」

で、人間の自己暗示は恐ろしいもので、
「フリで始めた人参嫌い」も、暗示を進めると、それが定着してしまって、
「本当に人参嫌いになってしまう」のである。

この大胆仮説があっているかどうか、は読者の皆さんの判断に任せたいが、
いずれにせよ、東京電力のCMや花王のCMは、
「これ造った人は、子供を持ったことないんだろうなあ」と思ってしまう。
というか、東電のCMを見た子供が、
「自分は人参が好きなのに、自分って変なんだろうか?」と悩んでしまうので、
オンエアやめた方がいいと思う・・・

 


世間では「子供は人参が嫌い」とされたことに違和感を持った人のブログ

 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2010219()000623

返信・引用

 

 

http://hp.vector.co.jp/authors/VA015862/kamashi/cm/20021014.html

なかなか笑えるので全文転載

〜〜〜

旧福武書店(ベネッセ)から送ってもらっている幼児向け教材で、非常に気になっているのがある。
動物を擬人的に使っているのは、まあいい。鳥獣戯画以来の伝統だ。でも虎とウサギが仲良く遊んでいるのは、相当違和感がある。自然界であればウサギは虎に食われてしまうはずだ。残酷シーンを回避したいのは分かるが、こうして受けた教育が遠因となって死者が出たとしてもおかしくない。
死者の出る予兆はある。何年も前であるが、那須のサファリパークで赤ん坊がぐずるのに手を焼いたおばあさんが、後ろの車のお母さんに押し付けようと、赤ん坊を抱いたまま外に出て、ライオンだったかに襲われて死んだという事件があった。幸いなことに赤ん坊は助かったが。
ウサギと虎が遊んでいるのをあたりまえと教育された子どもが、同じように本物の虎は怖くないと思い込んで車から降りても、その子を責められるわけが無い。

でも、まあ、これは、ぐっとこらえて、見逃すとしても、同じシリーズで、ニンジンを嫌いという子どもが出てきたシーンには仰天。ニンジンは偏食の典型として必ずといっていいくらい出てきて、こどもが「ニンジン嫌い」と泣きわめくのは黄金のワンパターンである。しかし、ベネッセさんが擬人化してニンジン嫌いとわめかせている動物は、なんと「ウサギ」である。普通ウサギの餌というとニンジンが一番に出てこないか?ベネッセって本当に何も考えてないんだなあ。
まあ、しまじろうは子どもが気に入っているので仕方ないとあきらめるとして、進研ゼミは間違っても受けさせないようにしよう。こんな馬鹿どもに子どもを教育されたくない。

それにしてもなぜ、嫌いな食べ物いうとニンジンなのだろう。私は子どものときから喜んで食べていたぞ。私って変わっているのかなあ。ニンジン好きだとおかしいのかなあ。
悩むじゃないか。事実私は子どものとき悩んだぞ。これほどまでに、ニンジン嫌いという例ばかり押し付けられると、ニンジンが嫌いでないといけないような強迫観念にとらわれるではないか。だいたいニンジンを作っている農家に失礼だろう。
やはりこれはバランスをとって、バナナ嫌いとか、グレープフルーツ嫌いとか、そういうシーンも入れてみてほしい。バナナやグレープフルーツだと、国内で栽培している農家は無いか極端に少ないはずなので、生産者からの反発も少ないだろう。

ただし、蕎麦あたりになると、例え生産者からの反発が無かったとしても偏食撲滅のネタにしてはならないはずだ。蕎麦アレルギーとかで食べてはいけない子どももいるからである。同様に卵白、ミルク、小麦、大豆、米あたりもまずい。アトピー性皮膚炎を助長する恐れがある。マイナーなアレルゲンまで入れると数限りない食物が対象となりそうだ。
ここまで考えると、偏食を治す時のネタにするには、誰もが食べて大丈夫なものでなくてはならないこととなる。そうするとニンジンをネタにするのもうなずける。なにしろ抗アレルギー性を高める働きさえあるらしいのだ。

ここまで考えて「ニンジン嫌い」とウサギを泣かせたのなら、ニンジン農家の方々も納得してくれよう。でも、表現の仕方に問題は残る。ニンジンがいかに万人に受け入れられるべき優れた食物であるかを脚注等で強調するまではしないとしても、少なくとも「ニンジン嫌い」と泣かせるべき登場人物(動物)は、ウサギでなくて虎のほうだと思うのだが。

ニンジンが、抗アレルギー性を高める働きがあると分かって見事に落ちは決まったが、ニンジン自体がアレルゲンとなることはないのか気になって調べてみた。
東京医大式食物抗原強弱表によると、残念ながらアレルギーを起こしにくくはあるが、最低クラスではなく、かつ「過敏性の人は要注意」という注釈がついている。
かくして、偏食矯正の話の対象として、ニンジンは適当ではないことになってしまった。
では何が良いかというと、やっぱり大根ですかね。でも、さすがに間が抜けてしまいそうだ。(消化がよく何を食べても当たらないので、何を演じても当たらない役者を大根役者という、というイメージにもろかぶる。)
肉だと、最低クラス(レベル1)は「カエル肉」のみ、これなら子どもが嫌っても変ではないですね。よし、これでいこう。
あまりにもポピュラーではないといえ肉ではレベル1はこれだけしかない。レベル2だと「うさぎ肉」が入ります。(ウサギ肉は鶏肉に混ぜて売ってもいいことになっている。)
よかったね、虎のしまじろう。ウサギのみみりんなら安心して食えるぞ。

 


Re: 世間では「子供は人参が嫌い」とされたことに違和感を持った人のブログ

 投稿者: くろだ  投稿日:2010219()200135

返信・引用

 

 

> No.11692[ 元記事へ]

指定店制度の件は村山さんの返答待ち。

>
しかし、ベネッセさんが擬人化してニンジン嫌いとわめかせている動物は、
>
なんと「ウサギ」である。普通ウサギの餌というとニンジンが一番に
>
出てこないか?ベネッセって本当に何も考えてないんだなあ。

>
ニンジンがいかに万人に受け入れられるべき優れた食物であるかを脚注等で
>
強調するまではしないとしても、少なくとも「ニンジン嫌い」と泣かせるべき
>
登場人物(動物)は、ウサギでなくて虎のほうだと思うのだが。

この人、こういうネタが出るたびに検索で引っかかって晒し者になるんだろうなあ...
「偏食を治す時のネタ」ってことまでわかってるのにこんな馬鹿なこと書いて。
忠告してくれる親切な人がいなかったんでしょうね。かわいそうに。

 


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