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ブレーク28・エレベーターの複線化?
(なんでも掲示板 00年12月 投稿済)

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エスカレーター、と来れば、次はエレベーターです。

5階建て位ならともかく、15階建てとかで低層階用・高層階用エレベーターの
分離がされていない場合、エレベーターの待ち時間って結構イライラします。
そこで思いついた発想。

エレベーターというのは、鉄道でいえば「単線」の状態です。
で、例えば2台エレベーターがあるビルでも、それは「複線」ではなく、「単線」が2本
あるだけに過ぎない。

利用客が非常に多いデパート等のエレベーターを、いっそ「複線」にしてみてはどうでしょう?
つまり、
A)上行きエレベーターのあるEVシャフト
B)下行きエレベーターのあるEVシャフト
に分離します。
で、最上階の上部にA)→B)、および最下階の下部にB)→A)の移行シャフトを
作ります。

そうして、各シャフト内を「ハコ」が数台、常に一方通行で動いているのです。
イメージ的には、スキー場のリフトに近いですね。
リフトと違うのは、
★デパートなんかで、1階の乗降車に時間がかかった時は、後続の「ハコ」は、
 2階もしくは地下1階で「信号待ち」をする
 といった点でしょう。

この方式のメリット
★2台のEVシャフトスペースだけで、何台もの「ハコ」を連続運転できる。
→常に混雑しているエレベーターには効果絶大

デメリット
★安全性
 通常のエレベーターは、ロープで上下させているのですが、この方法が
 ロープの上下で可能なのか、イマイチ判りません。
 まあ、この辺はアタマのいい人が考え付くでしょう。
★需要が無くても、常に最下階→最上階→最下階の運動をする必要が
 あるので、需要の少ない所ではエネルギーの無駄。

しかし、もっと進化すれば、需要に合わせて、
例えば「今日は需要が少ないから、6台ではなく4台のみ稼動しよう」とか、
「最上階に行く人がいないので、このEVは10階で引き返す」とかいったコントロールが
可能でしょう、
こうなると、エレベーターというより、むしろ新交通システムです。
新交通システムが垂直になった、と考えればいいのです。

技術的に可能なら、実現して欲しいです。
このアイデア、特許取れるかな?


↓は06年03月の投稿


 

 

                                                                                         

をを、なんと 投稿者:スルッとKANTO 投稿日: 3月 2日(木)20時22分56秒

 

 

 

日立が小生の
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/7891/coffee/28.html
を実現してくれた。

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060303k0000m020062000c.html
・・・・・・・・
日立製作所:夢の循環型エレベーター、世界初の実験成功
日立製作所は2日、夢の技術とされてきた「循環型エレベーター」の
実証実験に世界で初めて成功したと発表した。
2列の昇降スペースを天井部と底部でつなぎ、最大8台の乗りかごが循環運転する。
乗りかごは頻繁に到着するため、1列1台の乗りかごがそれぞれ上下していた
従来型に比べ2.5倍の輸送力を確保できるという。
同じ輸送力なら従来の3分の2のスペースですむ。
高層ビルが増え、エレベーターの輸送力増強や待ち時間短縮のニーズが高まっている。
これまで各メーカーは、高速化や乗りかごを2階建てにする「ダブルデッキ方式」で
対応してきたが、高速化には限界があり、ダブルデッキ方式も、片方のかごの乗降時に
他方も停止しなければならないというムダがあった。
循環型は以前から究極の解決策と見られてきたが、乗りかごを独立して動かす技術開発が
壁になっていた。電磁石で浮かせて自走する「リニアモーター」方式が考案されたことも
あるが、電力消費量が膨大で経済性に難があり、停電時の安全確保が未解決だった。
日立の新技術は、20階建て、乗りかご8台を想定して開発、それ以上の構想の場合は、
複数重ねる。
従来型と同様にロープを使うのが特徴で、上下を固定するのでなく、4組のロープを輪にして回す。
各組に対角線の位置に2台の乗りかごを設置し、各組を独立して運転させ、計8台を循環させる。
同一組の2台は同時に動くので、一方のかごが停止したら対のかごも停止するが、
循環するのでダブルデッキ方式より効率的に運転できる。
高さ4メートルの模型での動作実験に成功した。
かご同士が衝突しない制御システムの実証や、循環式を想定していない建築基準法の改正が
必要になるため、販売時期は未定。日立は「実用化に向けた環境整備を急ぎたい」と話している。
【斉藤望】
毎日新聞 2006年3月2日 19時49分 (最終更新時間 3月2日 20時05分)

 


 

 

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