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ブレーク3・作りたい映画・SF
(なんでも掲示板 02年4月〜 投稿済)

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作りたい映画 投稿者: スルッとKANTO  投稿日:5月30日(木)21時07分19秒

金と時間があれば作りたい映画

1.戦国時代、毛利家の一員なのに、織田信長の死を知りながら
  秀吉と屈辱的和睦を結んだとして、毛利家から毛嫌いされている
  政治好き坊主、安国寺恵瓊。
  (信長隆盛時に、既に「信長の死・秀吉の勃興」を予言したことで有名)

  →従来の安国寺恵瓊の解釈を排し、毛利家安泰・諸国平和の為に、
  光秀をして「虐殺王」信長を殺させた「真の黒幕」が彼である、という
  新解釈の基に作られる戦国超大作『恵瓊』。

2.単なる「リトアニアでユダヤ人を救った」としか報じられていない名外交官、
  杉原千畝。
  第二次大戦勃発後の彼の足跡はあまり知られてない。
  →無謀な戦争に突入し、米軍により滅亡に瀕した祖国を救おう(終戦させよう)と、
  遠く欧州の地で奮闘する千畝と、彼を密かに支えていた男。
  その男は素性を自ら明かさないが、実は千畝によりビザを貰ったユダヤ人だった・・・
  千畝とユダヤ人の奮闘で、日本を玉砕の悲劇から救えるのか!?
  欧州ロケを敢行、超話題歴史大作、『千畝』
  『あなたは、ユダヤ人と日本人を救った外交官を知ってますか?』

『千畝』はゾルゲの篠田監督と同様、人生の晩年(70歳頃)になって作りたい
『遺作』ですなあ・・・


安国寺恵瓊 投稿者:bunbun 投稿日:5月31日(金)01時01分36秒

毛利家の一員じゃないですよ。毛利元就に滅ぼされた安芸武田家の一族です。


戦時中の杉原 投稿者: スルッとKANTO  投稿日:5月30日(木)21時29分01秒

↓によれば、ルーマニアでソ連軍に拘束・抑留までされたようで。
「玉砕の祖国を救う杉原」の設定はなかなか難しそうだ。
史実を曲げてまで作りたくはないので・・・

http://japanese.joins.com/php/article.php?sv=jnews&src=opi&cont=opi0&aid=20020516144326100


書きたいSF 投稿者: スルッとKANTO  投稿日:5月30日(木)20時41分36秒

1.この世に恨みを持ったロボット学者が、死の直前に、「全人類を皆殺しにすること」を
  目的としたロボットを開発後、世を去る。
  そのロボットは自ら思考能力がある上、自ら手下となるロボットを「生産」することが
  できる。
  →そのロボットが、完璧な「人類抹殺プログラム」を書き上げ、その計画に従って
   手下ロボットを量産。
  (その手下たちも自ら思考能力があり、「全人類抹殺」の至上命題の為に最適な行動を
   実行して行く)

「ロボット3原則」に反して殺戮を繰り返す人工知能ロボット達に追い詰められる人類の
運命は!?

2.マッドサイエンティストが、自分と、自分の子孫だけが永遠に王様になる国を計画。
  →精子の受精能力をゼロにする特殊なウイルスを開発し、全人類にバラまく。
  →自分の子孫にのみ、ウイルスワクチンを与える。
   そのワクチンの秘密は、直系の子孫のみにしか伝授しない、という計画。

   ウイルス散布後10年後、マッドサイエンティストの子供以外には児童が絶えた世界で、
   世界を救う為にワクチンの秘密を探りに来た情報部員と、マッドサイエンティストの、
   行き詰まる攻防!


Re: 書きたいSF 投稿者:cornucopia 投稿日:5月31日(金)01時43分52秒

スルッとKANTO 様:
> そのロボットは自ら思考能力がある上、自ら手下となるロボットを
>「生産」することができる。

概念としてはJ.フォン・ノイマンの自己増殖オートマトンになりますね。
SFにもよくでてきます。

>「ロボット3原則」に反して殺戮を繰り返す人工知能ロボット達に
> 追い詰められる人類の運命は!?

「ロボットと人間の戦い」に関しては、同工異曲の作品がすでに多くあります。
例えば シュワちゃん The Terminator もそうですし。


自己増殖オートマトン 投稿者: なかだ  投稿日:5月31日(金)10時01分00秒

cornucopiaさま:
>概念としてはJ.フォン・ノイマンの自己増殖オートマトンになりますね。

おお、こんなところで自己増殖オートマトンの話を見るとは!
興味がある方は↓をぜひご覧くださいませ。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/4400/misc/ISCAS2001.pdf


補足 投稿者: なかだ  投稿日:5月31日(金)10時07分54秒

↓のPDFファイルの参考文献の[5]がまさにcornucopiaさんがあげている概念です。


ロボットはひらめくか 投稿者:まる 投稿日:5月31日(金)11時48分45秒

根本的な疑問

ロボットは与えられたプログラムに基づいて動く。
進化するためには自分の持っているプログラムよりも優れたプログラムを、
今自分の持っているプログラムによって作成する必要がある。

プログラムを作成するためのプログラムは可能だが、
元のプログラムよりも情報量(エントロピー)の多いプログラムを
プログラム自らが作成することは可能なのですか。


人間の場合 投稿者:まる 投稿日:5月31日(金)11時55分55秒

頭脳から話しはそれます。

抗体の多様性といって、人間の体内には何千万種類といった抗体が
産出されているのですが、その種類は遺伝情報であるアミノ酸の
塩基配列自体が持っている情報量よりも多いのです。
遺伝情報では1のことしか言ってないのに、できる抗体は100を
知っているようなもんです。

この理由は諸説あって、塩基配列だけでなくて空間配置である二次構造、三次構造
が影響しているのではという説もあったのでした。

で、利根川進博士はこの問題に結論を与えて、ノーベル賞を受賞されました。
詳細は『精神と物質』(立花隆 文春文庫)でも読んでください。

ロボットの頭脳でも、このようなことがあれば、ひらめくということになる
のかもしれません。



Re:人間の場合 投稿者:cornucopia 投稿日:5月31日(金)12時56分00秒

Re:人間の場合
なかだ様、文献のご紹介ありがとうございました。

まる様:
> 遺伝情報では1のことしか言ってないのに、できる抗体は100を
> 知っているようなもんです。

> で、利根川進博士はこの問題に結論を与えて、ノーベル賞を受賞されました。

抗体つまり分子としての免疫グロブリンの場合ですが、
「免疫グロブリン遺伝子の再編成(再構成rearrangement)」と呼ばれています。
ごく簡単に書くと、免疫グロブリンの遺伝子をパーツごとに組み合わせを
変えていくことにより、多くの種類が用意できます。例えば、
免疫グロブリンを構成する大きな分子鎖(H鎖といいます)の可変部(抗原と
くっつく部分)のパーツとして、Vが1000種類、Dが10種類、Jが4種類あるとすると、
それだけで組み合わせとして40,000個できることになります。
このメカニズムですが、免疫グロブリンのみでなく、T細胞受容体も
同様の遺伝子再編成により、多数の受容体を作出しています。

> 元のプログラムよりも情報量(エントロピー)の多いプログラムを
> プログラム自らが作成することは可能なのですか。

生物の場合、分子レベルの進化の過程で遺伝子の情報量が変化しています。
大まかに言って「突然変異」ということになります。遺伝子自体の
エラーとか欠失とか重複とか変換(置き換え)等が原因になります。
自ら選んでそうしているわけではないのですが。


ロボット三原則 投稿者:くろだ 投稿日:5月31日(金)17時28分24秒

>>「ロボット3原則」に反して殺戮を繰り返す人工知能ロボット達に
>> 追い詰められる人類の運命は!?

> 「ロボットと人間の戦い」に関しては、同工異曲の作品がすでに多くあります。
> 例えば シュワちゃん The Terminator もそうですし。

以前から気になってるんですけど、もしかしてスルッとKANTOさんは
ロボット三原則のことを「本能みたいに勝手に備わるもの」と
思ってるんじゃないでしょうか。だから三原則に従わないものに
過大に反応しちゃう。

実際はあれ、安全装置ですから「組みこむ」ものですよね。

>http://




ああ政界 投稿者: スルッとKANTO  投稿日:5月31日(金)21時43分41秒

くろだ様へ。
別にロボット3原則がビルトインされている、とは思ってませんので。
まあロボット作成者の「良心」というか、倫理、というようなモノでしょう。
あるいは非核3原則のようなものか。

 


SF考証 投稿者:くろだ 投稿日:5月31日(金)23時48分56秒

> まあロボット作成者の「良心」というか、倫理、というようなモノでしょう。
> あるいは非核3原則のようなものか。

どっちかというと
「自家用車が衝突したとき自ら壊れてショックを和らげる機構」
に似てるんじゃないかと。こんなの戦車にあてはめる必要は
ないですよね。なんかそういう違和感があるのです。


誰もツッコミ入れなかったほうにもコメント。

> 2.マッドサイエンティストが、自分と、自分の子孫だけが永遠に王様になる国を計画。
>   →精子の受精能力をゼロにする特殊なウイルスを開発し、全人類にバラまく。
>   →自分の子孫にのみ、ウイルスワクチンを与える。
>    そのワクチンの秘密は、直系の子孫のみにしか伝授しない、という計画。

これで実現できるのは「自分と、自分の子孫だけが存在する国」です。
「自分と、自分の子孫だけが永遠に王様になる国」には違いないですが、
王族しかいない国の王って、「家長」以上の意味はあるんでしょうか?

だいたい、「自分と、自分の子孫だけが存在する国」は遺伝的に脆弱です。
ほっときゃぜんぶ近親婚になっちゃうわけですから、下手すりゃ「永遠」
のほうが怪しくなります。

なんかこれ、「精子の受精能力をゼロにする特殊なウイルス」という
アイデアを生かせる設定じゃないように思えます。


つっこみ 投稿者:まる 投稿日:6月 1日(土)23時49分47秒

> 2.マッドサイエンティストが、自分と、自分の子孫だけが永遠に王様になる国を計画。
>   →精子の受精能力をゼロにする特殊なウイルスを開発し、全人類にバラまく。
>   →自分の子孫にのみ、ウイルスワクチンを与える。
>    そのワクチンの秘密は、直系の子孫のみにしか伝授しない、という計画。

で、その王家は近親交配が進んだため、女児しか生まれなくなった、あるいは
子供ができなくなって、絶滅するというオチの方がいいなー。


日本人は現在1億2千万人います。
仮にランダムに交配してきたとして、私と
任意の他人を想定して、共通の祖先から由来する、
共通のDNAって何%くらいの確率なんでしょう。


Re: つっこみ 投稿者:cornucopia 投稿日:6月 2日(日)02時12分14秒

まる様:
> 仮にランダムに交配してきたとして、私と
> 任意の他人を想定して、共通の祖先から由来する、
> 共通のDNAって何%くらいの確率なんでしょう。

 御質問の意味がよく解りませんが、従来は
ヒトとチンパンジーの核DNAにおける塩基配列の差異は1%程度。
血縁関係の無い他人の核DNAにおける塩基配列の差異は0.1%程度。
であると、言われていました。

 ヒトゲノムプロジェクトが一区切り付き、塩基配列の多様性の比較が
研究グループごとに可能になり、性染色体を除いた常染色体の平均な多様度は
オーダーとして約0.1%程度であると考えられています。


すんません 投稿者:まる 投稿日:6月 3日(月)03時42分23秒

質問の仕方が悪かったです。

DNAは他の動物とヒトでは共通部分が多いこと、
使われていない部分の割合が多いことなどは、
存じておりました。

例えば500年前に実在した某氏の子孫は
現在、平均何人くらいいるのかなとか、

任意の他人と共通の祖先がいる確率は
どれくらいかなという話です。X年前に
共通の祖先がいる確率はXでどう表されるか
とか。


続き 投稿者:まる 投稿日:6月 3日(月)04時03分00秒

一夫婦が4人の子供を30年に一回のペースで
もうけていると仮定します。人口の増え方からすれば
不自然な仮定ではないと思います。

2の27乗が1億強ですから、27×30=810年で、
1億人強が一人の祖先にたどり着いてしまいます。

つまり鎌倉幕府設立のときに存在した人たちのほとんどは
現在人共通の祖先なのか??

実際には士農工商の各身分を越えて交配したり、遠方の
人との交配はなかったりするでしょうから、違ってくるのか。
でも、例えば大阪府の農家出身とかに限るとかなりの割合で
共通の祖先が近い時代に出てきそうな気がしないでもない。


こちらこそすみません 投稿者:cornucopia 投稿日:6月 4日(火)01時02分53秒

まともな解答になっていなくてすみません。

まる様:
> 例えば500年前に実在した某氏の子孫は
> 現在、平均何人くらいいるのかなとか、

集団の大きさが十分に大きく、なおかつ完全にランダムに交配(人間の
場合は夫婦=めおと、結婚その他ですが)するのでしたら、逆方向になりますが
以下の考え方でよいと思われます。

> 2の27乗が1億強ですから、27×30=810年で、
> 1億人強が一人の祖先にたどり着いてしまいます。

しかし現実には、

> 実際には士農工商の各身分を越えて交配したり、遠方の
> 人との交配はなかったりするでしょうから、違ってくるのか。

親戚関係にある者同士の結婚も多かったでしょう。集落全体が親戚という
ことも多いです。さらに、近世以降も、日本に流入してくる外国人
(ほとんどが中国や朝鮮半島から)も多かったでしょう。さらに戦乱・飢饉・
疫病の流行で大量死(集落単位の全滅)もあったでしょう。

> つまり鎌倉幕府設立のときに存在した人たちのほとんどは
> 現在人共通の祖先なのか??

「ほとんど」とはいえないでしょうけれど、低い割り合いということも無いのでは?
少なくとも日本の場合、有史以来、人口が激減し民族滅亡寸前といったことは
経験していない(例えば鎌倉幕府成立時以降)ですから。
集団のサイズが一時期激減し、再び個体数が回復した場合、極少数の個体の遺伝子のみが
引き継がれることをBottleneck Effect (瓶の首効果)といいます。この前後では、
特定の遺伝子の多型性の割合(対立遺伝子の頻度)が大きく変わることがあります。


 

書いてみたいSF  投稿者:スルッとKANTO 投稿日:200873()232644

 

 

 

西暦2999年、永遠の寿命を手に入れた人類は、人口の増加に歯止めを
掛けるため、
「西暦3000年12月31日までに出生した人類に
 永遠の寿命を保証し、一方で西暦3001年1月1日以降の出生者は、
 その寿命を満200歳までとし、満200歳に達した時点で
 国家が強制殺害を行う」という法律が、2999年12月に制定された。

最初は「子供を作ること自体を禁止すればいいじゃないか?」という
議論があったのだが、「それでも子供はできるだろう」との反論が出たため、
「西暦3000年までに産まれたモノの既得権益」として、
それまでの人類は「A級市民」として永遠の生を保証し、
それ以降の人類は「B級市民」として寿命に制限を設けたのである。

結局、西暦2999年の世界議会において、
「今生きている人類の寿命を制限すべきだ」という正論?を吐く人物は
誰もいなかったのである。

「線引き」を西暦3000年12月にしたのは、
「今母親の胎内にいる胎児」は救済しよう、という措置である。

なので、
「まだ受精卵にすらなっていない将来の子供のことなんて、どうだっていい」
という論理で、1年後を「線引き」日にしたのである。

確実に「強制殺害」を履行するため、西暦3001年以降の出生児には、
絶対外れないGPS装置が取り付けられ、万一200歳になる時に
逃亡しようとしても、すぐに居所がわかる仕組みも取り入れた。

・・・という大プロットを前提として、以下の物語を書きたい。
(小惑星衝突による滅亡、という大プロットをベースに
 8つの小ストーリーを並べた「終末のフール」に近い構成)

3000年12月、
 「なんとかわが子を12月のうちに出産させたい!!
  絶対1月1日以降の出生にはさせたくない」として、
  帝王切開早産に駆け込む母親たちの小ストーリー

3000年、以前(2998年)から不妊症に悩んでいたカップルが
 「自分達より確実に先に死ぬ子供を、作るべきか、否か」で
  議論するストーリー

3200年、初めての「人工処刑者」の処刑を巡るストーリー

そして将来、A級市民とB級市民間の深刻な対立による内戦

などなど・・・

あじあ号様によれば、わたせせいぞうのストーリーで、国家が
150歳で強制殺害する社会を描いたマンガがある、と聞きましたが、
他にこのようなストーリーはあるのかな?

 

 


Re:書いてみたいSF  投稿者: くろだ  投稿日:200874()191311

 

 

 

>    西暦2999年、永遠の寿命を手に入れた人類は、人口の増加に歯止めを
>
掛けるため、

SF
としては、2999年までにどういう理屈で「餓死が発生しない社会」が
成立したのかを描いたほうが面白そうですが...

>
あじあ号様によれば、わたせせいぞうのストーリーで、国家が
>
150歳で強制殺害する社会を描いたマンガがある、と聞きましたが、
>
他にこのようなストーリーはあるのかな?

藤子・F・不二雄の「定年退食」とか。

 

 


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