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ブレーク31.一握りの金持ち向けの高尚な文化か、万人向けの大衆文化か?
(なんでも掲示板 投稿済)
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渡部昇一氏は、大衆文化がよほどお嫌いらしい。
氏の好きなオペラとかクラシックとかの「高尚な文化」を復活させるには、
「金持ち」の支援が不可欠であり、金持ち復活のために「相続税廃止すべき」という
訳のわからない自説を主張されていた。
一部の金持ちと多数の貧乏人、という社会だと、確かにオペラとかがはやるかも
しれないが・・・
それこそ小生のホームページのような、圧倒的大多数の庶民の手による「サブカルチャー」は廃れるだろう。
渡部氏は「中流」によるサブカルチャーは潰れてもいい(むしろ潰すべき)と思っているようだが、
「低級」な文化は本当に潰れるべきなんだろうか?
芸術に関心なくてどこが悪い? 投稿者: スルッとKANTO 投稿日:1月24日(土)18時50分17秒
毎日新聞HP
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040125k0000m040004002c.html
文化世論調査:
芸術鑑賞しない人、半数に迫る 過去1年
1年を通じて劇場、映画館や美術・博物館などで映画や公演、美術作品などを
鑑賞した人は50.9%で、96年の前回調査より3.5ポイント減少したことが
内閣府が24日付で発表した「文化に関する世論調査」で分かった。
鑑賞しなかった人に複数回答で理由を聞いたところ「時間がなかなかとれないから」
が52.2%で5.1ポイント減少する一方、「あまり関心がないから」は39.5%と
11.7ポイント増加した。
調査は3回目で、昨年11月、20歳以上の3000人を対象に行い2094人
(69.8%)から回答を得た。過去1年間、公演や作品を鑑賞した人の内訳
(複数回答)は、(1)映画(24.7%)(2)音楽(23.4%)(3)美術
(18.4%)(4)演劇・演芸(12.9%)——の順。映画が微増した以外は減少した。
また、歌舞伎や文楽など伝統芸能への関心を初めて聞いたところ、「非常にある」
(10.5%)「ある程度ある」(39.3%)が計49.8%。「あまりない」
(34.4%)「まったくない」(15.1%)は計49.5%で、ほぼ二分された。
文化芸術の鑑賞や文化活動を「大切」とする人は86.2%で、前回より5.9ポイント
減った。【堀井恵里子】
[毎日新聞1月24日]( 2004-01-24-18:08 )
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どうも内閣府・文化庁も、毎日新聞も、一般庶民が「芸術鑑賞しない」のは
「非文化的」で「悪い事」と思っているのではないか?
芸術に「あまり関心がないから」という理由について「嘆かわしい」と思っていることが
行間から滲んでいる。
この考えを突き詰めると、「国の税金で歌舞伎・文楽を育成するのは当然」とか、
「国営のオペラ施設もないのは後進国」とか、文化に血税を投入するのが当然、という考えに
なってしまう。
小生は、関心を持たれないような芸術なんか潰れて当然、と思っているし、ましてやそんな
分野に税金を投入するのは言語道断と思っているが、これって極論だろうか?
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