このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ブレーク55・噂はいかにして全国に広まるか?
(なんでも掲示板 00年8月 投稿済)

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さて皆さん、「お互いに相手を知っている」程度の知人はどれ位いるでしょうか?
会社の人、取引先(お客さん)、学校の同級生、親族、近所の人etc・・・

多分1,000人程度でしょうか。それを越えれば多分人間は「覚え切れない」と思います。

で、「友達の友達の友達・・・」を繰り返せば、日本中が皆友達になるのでしょうか?
単純計算では1,000×1,000人ですから、「友達の友達」で100万人、
「友達の友達の友達」で10億人になりますが、そう話は単純じゃないでしょう。

以前NHKでされた実験。
「ネコ除けにはペットボトルがいい」という根拠の無いウワサ(火災になりますよ!!)が
いかにして伝わったか、という番組でやってました。
無作為に全国から抽出した2人(確か東京都町田市の人と広島県竹原市の人)、この2人の
間に、何人の「友達」を介すれば連絡できるのか、を調べたのです。

結果は、6人の友達を介して連絡が取れました。
つまり、町田市の人が、「そういえばAさんが広島の方の出身だったかな」ということで
Aさんにコンタクトを取り、Aさんが「そういえばBさんが竹原市の出身だったかな」ということで
Bさんにコンタクトを取り・・・と言う風にして、Aさん・Bさん・Cさん・Dさん・Eさん・Fさんの
6人を介して、目的の人に達したそうです。

現実には多少の誤差はあるんでしょうが、
6〜7回の人づてを介して、「ネコにペットボトル」の
ような噂は全国にあまねく伝わる
のです。

子供の噂では、夏休みが大きな媒介要素になります。
それまでローカルな噂やローカルな遊びが、夏休みに田舎のイトコ達と会って、一気に
全国に普及するのです。

噂の研究は面白い・・・


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