このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ブレーク76・ボーイスカウトは軍事を清算しているか?
(なんでも掲示板 00年8月 投稿済)

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日本では「ボーイスカウト」と言えば、健康的でプラスなイメージがあります。
その「ボーイスカウト」にケチをつけるとは、スルッとKANTOもトチ狂ったか、
そう思われるでしょう。

確かに「少年少女を屋外で健康的に育てる」「アウトドアの知識を身に付けてもらう」
「規律正しく育つ」・・・いかにも「プラス」なイメージが付きまといます。

しかし、皆さん、「健康であり」「アウトドアが基本」で「規律正しい」ことが
求められる組織って思いつきませんか・・・

そう、軍隊(陸軍)です。
ボーイスカウトはそもそも、イギリスで少年を早くから「陸軍的世界」に
馴染んでもらうように、退役将校が始めた、とされます。
(そもそも「スカウト」=「斥候」であり、軍事用語である)
勿論、明治時代の日本がボーイスカウトを取り入れたのも、軍事的理由でした。

今では、サスガに日本では、ボーイスカウトと自衛隊が協力しあう、ということは
ありません(と思う。ひょっとして協力してるのか?)。
しかし、ボーイスカウトはその健康面を強調する前に、戦争・軍隊とボーイスカウト運動との
関わりを総括すべきでしょう。
いつ何時、「健康的」なボーイスカウトが、「自衛隊予備軍」にならないとも
限らない。


一時期、GHQはボーイスカウトを軍国主義の温床として禁止していたそうです。

一方、戦前ですが、軍部は英国式の自由主義的ボーイスカウト運動を排撃し、
農村部を中心とした「少年団」運動を支持・援助していったそうです。

因みに、ボーイスカウトでは加入者に「ちかい」を立てさせるそうですが、
これがまた国家主義的なんですね。

ちかい
 私は、名誉にかけて、次の3条の実行をちかいます。
1. 神(仏)と国とに誠をつくしおきてを守ります。
2. いつも、他の人々をたすけます。
3. からだを強くし、心をすこやかに、徳を養います。

因みに戦前は
宣誓
 私は神聖なる信仰に基き名誉にかけて次の3条を誓います。
1. 神明を尊び、皇室を敬ひます。
2. 人の為、世の為、国の為に尽します。
3. 少年団のおきてを守ります。
です。
まあ戦前よりマシですが、やはり国家主義的なものからボーイスカウト運動は
脱していない、というのが小生の感想です。


(参考HP)  ボーイスカウトバカ★林太郎の部屋  の  ボーイスカウト研究 l

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