このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
ブレーク9・演歌死滅の理由〜人間の脳構造から
(なんでも掲示板 00年5月 投稿済)
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最近「演歌」がはやらない、と言われますが、当然なのです。 逆に戦前に超天才がいて、今のJポップな曲を作ったとしても、はやらないのと同じ理由です。 つまり、「最近の若い人は歌を聴く時の脳の使い方が、戦前と違う」のです。 一般的に、脳の外界からの刺激に対する処理は、 ☆音・視覚・・・右脳 ★言語・・・・・左脳 となっています。 で、例えばクラシック音楽を人間が聴いた場合、右脳で処理します。 一方、演歌を聴いた場合、左脳で処理します。 つまり演歌とは言語と同じ処理をされています。 で、現代の若者は、基本的に音楽を右脳で処理するクセがついていますから、演歌を聴かされても左脳で処理できず、疲れてしまうのです。 そもそも、戦前は街に音楽は滅多になかった。 勿論テレビもないですし、ラジオもあまり普及していない。 街でも店でも訳の判らないBGMなど流れていない。 そういう状況下の人間にとって、「音楽」は貴重な情報なので、しっかと左脳で処理 していたのです。 現在の若者は、生まれたときから「音楽のインフレ」状況で生まれてきます。 脳の形成期の0歳〜3歳にかけ、家の中ではTVの幼児番組やCMのメロディ、 散歩に出ると訳の判らないBGM、そういう環境です。 こうなると、音楽を右脳で処理する習慣がついてしまいます。 恐らく家庭にTVが普及して、街にBGMが溢れ出した1960年頃、それ以降に出生した 世代以降とその前の世代では、脳構造の仕組みから、音楽の嗜好が違うのではないか、と 思われます。
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