先日新エネルギー展を見た、と書いた。
その中で特筆すべきは、落差がなくても発電する水力発電
http://www.seabell-i.com/
とかかな、という印象であるが、某風力発電企業での会話が引っかかった。
「この風車は、無風状態でも動きます。
ユーザーの皆様から、
『無風状態の場合、電力消費してでも回る風車にして欲しい。
そうでないと、風車を見に来た人へのアピールが出来ない』
という要望が結構多かったので、無風(微風)でも、
電力を消費しながら回るのですよ・・・」
完全に本末転倒である。
つまり、風車が、発電目的(それ以外にありえないのだが)とともに、
「当社は、風力発電を設置して、エコに努めている企業なんですよ」と
対外的にアピールする目的に使われている、ということであり、
アピール目的のためには「電力消費も辞さない」ということである。
無風であれば風車は動かない、その事実をキチンと伝えることも、
立派な環境啓蒙活動ではないのか?
この一件を聞いて、「義務教育での環境教育目的」で、風量が弱いにも関わらず
風車設置を強行して、電力使いまくりの「つくば市風車訴訟」を思い出した。 |