先日、京都市が「コンビニの24時間営業への規制」というニュースを見て
「をいをい」と思ったが、その後、埼玉県・神奈川県が追随する見込みである。
表向きは「Co2削減」が理由なんだろうが、その背後の思想として
「コンビニは不良の温床、伝統的ライフスタイルの破壊」という
ステレオタイプな批判があるような気がしてならない。
ドイツには「日曜営業禁止法」があるが、
そのバックボーンとしてカトリックの伝統的価値観の
押し付けがある。
そのような宗教のくびきからフリーな世俗国家日本が、なぜドイツの
物真似をしなければいけないのか?
Co2削減については、面白い反論を目にした。
「京都市は関電エリアであるが、関電は原発依存率が50%超である。
なので、コンビニに自粛を求める深夜時間帯は、原発のベース電力による
発電タイムになっている。
原発はその性質上、出力を常に一定に保たなければならず、
コンビニ深夜営業自粛により電力消費を減らすことは、原発の出力調整を
行うことになり、原発の安全稼動上マイナスになる」
本気でCo2削減したいなら、京都市中心部にロードプライシングを導入する方が
先決ではないのか?
コンビニの電力消費より、自家用車の排出Co2の方が、ケタ違いに多いハズだ。 |