http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080919c6b1902n19.html
>大阪ガスは火を使う体験が子どもの脳を活性化するという「火育(ひいく)」の
>効果を検証する実験を東北大学と共同で始める。
>七輪で火をおこして調理するなどの料理講習会を20日から2カ月間にわたり実施。
>講習の前後に脳機能を調べる検査をする。
>電力会社が火を使わないIHクッキングヒーターなどオール電化で攻勢を強める中、
>大阪ガスは火に接することが脳に良い影響を与える結果が出ることを期待している。
>実験には公募した一般の親子11組22人が参加する。毎週土曜日に大阪ガスの本社ビルで
>実施する料理講習会に参加してもらうほか、平日も各家庭で親子一緒に料理をし、
>内容を記録して提出してもらう。
>火の危険性なども意識しながら料理をすることで脳に好影響があると同社ではみている。
>大阪ガスと東北大はこれまでも調理と脳機能の関係に関して実験をしてきた。
>2005年の高齢者対象の実験では、継続して料理をすることで会話などを制御する
>脳の前頭前野が活性化するほか思考力も向上するとの結果が得られたという。
追い詰められたガス業界が、非経済性・非安全性で勝負に出たということか。
記事内にもあるように
「火の危険性なども意識しながら料理をする」ということが脳の活性化につながる、ということだから、
「火が危険である」ということを、はしなくもガス業界が認めた、ということです。
三和シャッターは回転ドアで大事故を起こした訳ですが、もし
「回転ドアは危険性があるから、脳が活性化されるんです」と「開き直った場合」、
仮にそれが事実であっても(多分事実でしょう)、世間は全く受け入れないでしょう。
あるいはナショナル改めパナソニックが、
「石油ファンヒーターは危険ですが、その分脳が活性化されます」と
開き直っても、それで免罪されることはありえません。
自ら墓穴を掘るようなガス会社のお笑いチャレンジの結末が見ものである。
おそらく「脳が活性化される」という研究結果が出ると思われますが、
それを「恥も外聞もなく」告知するつもりなのか? |