このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
エネルギーブレーク 31.マイクロ水力発電と高圧鉄塔風力発電
(なんでも掲示板 04年8月 投稿済)
まち・むら・そしてたびのページのトップへ戻る
コーヒーブレーク目次に戻る
エネルギーブレーク トップに戻る
この文章への感想・反論・コメントは なんでも掲示板 で受け付けています。
マイクロ水力発電 投稿者: スルッとKANTO 投稿日:8月15日(日)10時37分21秒
今日のミニネタ
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20040815k0000m020131000c.html
資源エネ庁:
マイクロ水力発電、初の全国立地調査
経済産業省・資源エネルギー庁は14日、今年度から、上水道や農業用水、工業用水
などでの水流落差を使ったマイクロ水力発電(小水力発電)が可能な発電地点やその地点の
発電能力についての全国調査を初めて、実施することを明らかにした。08年度まで5年間を
かける大がかりな調査になる。同庁は、小規模な水力発電が温暖化防止のための有力な
新エネルギーになると見て、今回の調査を突破口にして普及に全力を挙げる構えだ。
マイクロ水力発電は既存水路の落差を使って、羽根を回して電気を作る簡易発電システム。
落差わずか2メートルでも発電が可能で、出力は最大でも200キロワット(60世帯分)
程度の小規模なものをさす。
再生可能エネルギーの中でも、水力は二酸化炭素の削減効果が最も高いと言われているが、
大規模なダムは、環境破壊への懸念や採算性の合う場所がなくなり、事実上建設が不可能。
このため、同庁は小規模水力発電のメリットに着目した。温暖化防止の観点から、電力会社に
販売電力量の一定割合を再生可能エネルギーにするよう義務づける制度を昨年4月に導入
した際も、風力、太陽光などとともにマイクロ水力を対象に加えた。
ただ、現在は自家発電用に使うケースがほとんどで、売電を視野に入れた発電施設は
ほとんど見あたらないのが実情だ。
同庁の委託を受けて、新エネルギー財団(山本幸助会長)が採算がとれる一定の基準を設定し、
全国の上水道、農業用水、工業用水などの水路の中で、条件に合う地点をピックアップし、
発電施設を設置した場合の発電出力を試算する。
マイクロ発電の事業化を目指している東京電力の子会社「日本自然エネルギー」
(東京都中央区)は、「砂防ダムを活用した施設も含めた小規模水力発電は新たに
40万キロワットの開発が可能」と推定しており、初の全国調査がマイクロ発電の
本格的な普及につながることを期待している。【小平百恵】
毎日新聞 2004年8月15日 3時00分
・・・・・・・・・・・・
小生が小学校のころ、家の近くに美沢川、という川というより用水路みたいなのがあった。
子供心に「これで発電すればいいじゃん」と思っていたが、大人になるにつて、非効率的、と
思うようになった。
しかし、案外と発電できるんですね。
TOTOが、便器のタンクか何かで、ミニ発電システムを組み込んだ、という話を
聞いたことがあります。
ウォシュレットの電源程度は賄えるらしい。
身近なところで、こういう「隠れ水流」って、案外あるかも。
便器発電 投稿者: スルッとKANTO 投稿日:8月15日(日)10時44分49秒
気になったので調べました・・・・
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/eco/309954
TOTO、便器の自動洗浄システムに水力発電タイプを投入
2004年05月27日12時51分
TOTOは便器自動洗浄システム「オートクリーンC」に水力発電タイプを
投入する。「オートクリーンC発電タイプ」として6月1日に発売する。
パブリックトイレでは、衛生意識の高まりから、手をかざすとセンサーが
感知して自動排水する「自動洗浄システム」が急速に普及しつつある。
TOTOは、2000年から、フラッシュバルブ式の便器からセンサー式に
取り替えられる「オートクリーンC」を販売してきた。これまで、
乾電池式・AC100V式を品揃えしてきたが、ビルオーナーなどから
「電池交換・電源工事に手間がかかる」といった指摘が出ていた。
「オートクリーンC発電タイプ」は使う度に、内蔵の羽根車が回転して
発電・蓄電する。蓄電した電力はセンサー感知、電磁弁の制御などに
利用する。一定の使用頻度があれば、必要な電力は蓄電した電力で
まかなえるため、10年間電池交換が不要になるという。希望小売価格は
13万7000円(日経エコロジー編集/EMF)。
れ: 投稿者:まる 投稿日:8月15日(日)12時22分20秒
マイクロ水力発電ですが、こういうことは今まで河川法の規制を
受けてできなかったのです。この法規制さえなければ技術的には
十分可能な話です。
この記事を書いた記者は、これまで河川法の規制でできなかったという
視点が抜けています。農業に使う動力用水車でさえ用水路に自由に
設置できなかったはずです。
河川法の規制 投稿者:あじあ号(大阪より) 投稿日:8月15日(日)17時29分13秒
河川法の規制
条文を見たのですが、どの条項がそれかは判りませんでした。
河川を利用するのに、許可が要るということではないでしょうかねえ。
経験上ですが、「○○は法律で規制されている」といわれて、実際に法律
を読んでみても、どうもはっきりせず、言った本人に確認しても、「そう
聞いた」というだけで、議論が終わってしまったことが多いので・・・。
河川法 投稿者:まる 投稿日:8月15日(日)17時43分38秒
河川法の規制というのは、水利権の問題のこととと思われます。
下記、辰巳ダム関係の資料より引用。
> 河川は「公物」であるとして、水の使用には社会的ルールがあり
>ます。この使用する権利が水利権です。河川法では「流水の占用」
>と表現されていますが、歴史的な習慣を基に整備されてきたもので
>す。
> 水利権は、許可と慣行の二種類があります。
> 許可水利権は、水の利用者が県知事に申請し、許可をもらうもの。
>発電などは、特定水利権として建設大臣の認可を必要とします。
> もう一つの慣行水利権は、昔から習慣的に使用され社会から認知
>されている水の利用権で、多くは農業用の使用権です。どちらも
>「物権的権利」として守られていますが、多くの水利権が競合した
>場合、権利が確定した順に優先権があるものとされています。
送電鉄塔に風力発電を取り付けよ 投稿者: スルッとKANTO 投稿日:8月20日(金)21時48分15秒
cornucopia様、レスどうもです。
・・・・・・・・・・・・
マイクロ水力発電に続くエネルギーシリーズ第二弾。
新幹線から送電線や送電鉄塔を見て思った。
各地で風力発電所を建設しているが、
風力発電は高さが相当に高いし、羽根が回るスペースが必要だ。
市街地等の設置は難しい。
しかし、山にある送電鉄塔は、高いものでは100m以上あるし、
そもそも山にあるので風が強い(風力発電に適している)ところにある。
山なので、羽根が回転してもさほど回りに影響しないし、既に
送電鉄塔建築時に地上権もしくは地役権を取得しているだろうから
法的にも設置しやすい。
第一、高圧線がそばにあるので、そのまま送電できる。
(多少変電しないといけないだろうが)
なので、現状の送電鉄塔を、順次風力発電付鉄塔に
作り変えればどうだろうか?
・・・・・・・・・・・・・
あと、越後平野や秋田平野等の穀倉地帯の田んぼとか、
空中が「有り余っている」のだから、農家に地役権の了解を貰って、
田んぼ内に風力発電所を設けてもいいかもしれない。
上越新幹線の高架から越後平野の風力発電群を見る・・・
壮観ですな。(採算取れるかどうか知りませんが)
それとも平野では風力発電に必要は風力(5メートル)が
吹かないのかな?
関東平野や大阪平野などは、いつ市街地に転用されるか
判らないので、あまり風力発電向きではないですね。
風力鉄コ 投稿者: スルッとKANTO 投稿日:8月20日(金)22時11分3秒
先日の日経新聞には、「地下鉄の駅に吹き込む風を使った風力発電」の
アイデアが載ってました。
広告の照明を照らす程度の発電はできるらしい。
ならば、「トンネルドン」で苦しむ新幹線のトンネルなどに
このような装置を取り付ければ、もっと発電できるかも。
新幹線を動かすことはできないが(当たり前だ)、駅の照明程度は
まかなえるだろう。
これって一種の「回生装置」?
風況マップ 投稿者: スルッとKANTO 投稿日:8月20日(金)22時26分15秒
http://www.tech.nedo.go.jp/fukyo/fuukyou.html
「風況マップ」によれば、関東平野や大阪平野は「真っ青」、風なんかない(笑)。
秋田平野は平野の中では全国トップクラスで風が強いようです。
(新潟平野はそれほどでもない)
秋田平野なら、田んぼに風力発電しても充分ペイできそうです。
風力発電に対する疑問 投稿者:奈良市民 投稿日:8月21日(土)22時28分11秒
スルッとKANTO様へ
初歩的な質問かもしれませんが風力発電や水力発電があまり盛んでないのは
どうしてなのでしょうか?中学生の時に発電機を設置するのに費用がかかり
すぎるという話を聞いたことがあるのですが、どうなんでしょうか?
れ:風力発電、水力発電 投稿者:まる 投稿日:8月22日(日)08時32分19秒
>初歩的な質問かもしれませんが風力発電や水力発電があまり盛んでないのは
>どうしてなのでしょうか?
発電コストが高くなる点も問題なのですが、私の予想では安定供給に問題が
あるからだと思います。電力は常に安定供給する必要があって、風が吹かなくなった
ときや、水量が減ったときに、停電が起きるようでは、
北朝鮮の電力事情みたいになって問題があります。
風力発電 投稿者: スルッとKANTO 投稿日:9月24日(金)20時01分0秒
5.風力発電と太陽光発電の組み合わせは「ベストミックス」となりうる。
というのは、太陽光発電は、夏の日中がピークだが、
風力発電は、特に日本海側では冬がピークだからである。
その上で、供給調整ができる揚水式水力発電を組み合わせる。
で、更に不足の場合は火力を動かす。
という感じで、もっと風力発電には力を入れて欲しい。
風力最適県である秋田県などは、自県の電力を全て風力で賄う位に
なって欲しい。
ところで、小生が子供のころの関西電力のパンフには、開発中エネルギーとして
「波力発電」「潮汐力発電」「海流力発電」というのがあったが、その後
どうなったのか?
ニュースステーションでは「海中温度差発電」なんてのも取り上げられていました。
表面海水と深海水の温度差を利用して発電するそうな・・・
|
| |||
|
| |||||||||
|
| |||
|
|
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |