地元に秘湯扱いされている「犀末温泉」という温泉があるのだが、営業は土日だけで
入湯料300円。客の数もそれほど多くないから、どう考えても、ペイしないはずだと
ずっと思っていた・・・。
それも、解体業者の資材置き場の一角に作られた秘湯マニア好みの粗末なつくり。
開湯したのは1999年。それほど古くない。
この温泉業者(?)の社長が、先日、脅迫容疑で逮捕されていたのであった。
その社員に借金を返せと脅迫したら、翌日、社員が郵便局強盗に入ったためである。
業界の裏事情ラインで全部つながって、腑に落ちて、すっきりした。
この業者はもともと解体業者であった。
ダイオキシン対策法ができた関係で、解体で出た建築廃材を焼却できなくなった。
有料で処分してもらえばいいのだが、それでは儲けが少なくなる。
温泉を作って、適当なボイラーを設置し、ボイラーで給湯することにすれば、
「給湯用ボイラーで建築廃材を燃やす分は、ダイオキシン法の適用外」になるので、
ダイオキシン対策の施されていない安い設備で燃やして構わないのである。
それで申し訳程度の雑なつくりの、入浴施設を設置して、ボイラーで
廃材を燃やしているのであった。十中八九そんなところだ。
入浴施設の利益は知らぬが、まさに一石二鳥である。
http://park7.wakwak.com/~shima/sinbu.htm
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