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南米情報ノート

南極への道

・フエゴ島(南米の先っぽ)
フエゴ島はアルゼンチン領とチリ領からなっているが、南極への出発地であるウシュアイアはアルゼンチン領になっている。本土からフエゴ島へはバスでも行けるのだが、ここは基本的に一日に2回国境を越えるようなバスは走っていないので、アルゼンチン(大陸側)からウシュアイアへ抜けるには一度チリ領のプンタアレナスへ行って一泊する必用がある。陸路にこだわらないなら飛行機が安いのでリオガジェゴスからリオグランデかウシュアイアまで飛ぶのが一番いい。

他の大陸からウシュアイアを目指すなら、サンチャゴインとブエノスアイレスインが考えられるが、一番安くすむのはブエノスインでそこから飛行機でウシュアイアに直行する方法。約$140。

陸路でウシュアイア入りするときは、フエゴ島の国境は何も言わないと30日しかくれないので、飛行機でアルゼンチン本土に飛ぶ人は必ずここで90日のスタンプをもらっておくこと。(一度チリに抜ける人はまた次の国境で90日貰えるので関係ない)

・ウシュアイアの宿
宿は数軒ある。最近競争の結果か$8〜$10に値下がりしている。ドミならHilda Sanchez、ユースホステル、Kaiskenなどがある。いずれも自炊可。場所はツーリストインフォで詳しく教えてくれる。また日本人移民の上野さん宅でも旅行者を受け入れている。一泊$10で室内のドラム缶風呂、乾燥室があって、肩までお湯につかれる。

・南極ツアー探し
ツアーが頻繁に行われているのは通常12月終わりから2月ぐらいまで。1月が最も数が多く、2月になると少しづつ減っていく。 南極ツアーのラストミニッツプライスは通常10日から一週間ぐらい前に旅行会社に届く。席が残り少ないものは強気で直前まで出ない事もある。旅行会社は、ウシュアイアのRumbo Sur、All Patagoniaの2軒ほどまわれば充分だと思う。(内容はどちらもほぼ同じ)どちらもクレジットカード、トラベラーズチェックでの支払いが出来る。桟橋へ行って直接船と交渉するという技もあるが、その場合でも極端なディスカウントは無く、旅行会社で申し込むのと大差はない。何人かトライしていたが全て不調だった。

・南極ツアー概要
南極ツアーは一番短い9日のものから20日ぐらいのものまである。長いツアーと短いツアーの差はフォークランドやサウスジョージアへ行く/行かないだけで、実質南極で過ごす日数はあまり変わらない。また南極と言ってもウシュアイアからのツアーで行くのは全て南極半島先端部だけで、南極圏からは少し外れている。だから冬、氷棚にルッカリーを作るコウテイペンギンはいくら長いツアーでも見ることができない。かわりにサウスジョージア、フォークランドが入っているツアーだと一回り小さいキングペンギンの何千、何万という大群を見ることができるらしい。

寝泊まり、食事は全て船の中で行い、上陸はゾディアック(小型ボート)をつかって行う。大陸部の上陸点は通常パラダイスベイとネコハーバーの2カ所なので、天候が荒れていると最悪「南極大陸に上陸できなかった」という事もある。

・持ち物
ロシア船はフィンスタビライザー(横揺れ防止)が着いていないものが多いので、皿のスープがこぼれて無くなってしまうぐらい左右に揺れる。酔い止めは効かないが睡眠薬のかわりになるので持っていった方がいい。ウシュアイアの薬局で買える。他にはゴム長靴。これは船で貸してくれるとチラシには書いているが、実際にはバックパッカーの分まで行き渡らない事が多い。ウシュアイアで$15ぐらいで買える。上野邸に泊まる人は先人が残していったのが何足かあるので借りられる。 服装は天気によって全く違ってくる。自分の時は晴れていたので綿パンにフリース+薄手のジャケットといった服装でも充分だったが、吹雪くと最悪−10度ぐらいになるらしいので、防寒着上下がないとつらいかも。あと波が高い時はゾディアックでしぶきをかぶるので防水のズボンがあった方がいい。あとカメラを入れるビニール袋など。

・費用
自分が参加したマリンエクスペディションズ(カナダ)の場合9日間(南極3泊)で$1600。同じ会社でスペシャルの15日間で南極圏を少し越えるツアーが$1800程であったが、これは年に一回ぐらいしかないらしい。他の会社だと10日で$2500、20日で$4500とかそんな感じ。船内はアルコールを飲まず、チップも払わなければ基本的に全くお金はかからない。南極の基地に寄る場合、そこから郵便が出せるのだが、支払いは$USのみ(ハガキ$1)

 

チリ

・プンタアレナス〜プエルトモンの国内バス
アルゼンチン領を通るチリの国内バスが安い。$30〜40程度。同じ区間をAero Continenteで飛ぶと$60ぐらい。チリを観光しながら北上するならおすすめ。アルゼンチンバスに比べると格安だが、単に北上するだけならウシュアイアからブエノスまで飛んだ方が宿代、食事代等考えると安いと思う。

・チリ-アルゼンチン国境(Los Andes〜Mendosa)
この国境(アルゼンチン側)は腐っているので有名らしい。バスで越える時に務員が賄賂を集めに来た。地元民は100〜200チリペソぐらいを払っていたが拒否する事も可能だと思う。個人で車で越える時も荷物を全部開けたり嫌がらせをされるが、スペイン語がわからないフリで突破しやすいらしい。他にもアルゼンチンの警察は腐っているので、バイクの人はカツアゲ目的の交通検問に注意。


パラグアイ

・入国スタンプ
パラグアイ入国は自分でバスを降りてスタンプをもらいに行かないと通り過ぎてしまうので注意。エンカルナシオンから入る場合は運転手に頼めば待っていてくれることもある。フォスドイグアスは降りてまた別のバスをひらう(乗り換えチケットを貰っておけば無料らしい)。日帰りは入国手続き不要だがそのまま他の国に抜ける時はスタンプをもらい忘れないように注意。(イグアスの3国国境はパラグアイ側、アルゼンチン側いずれもおなじ)

・アスンシオンの宿
ホテル内山田。普通のホテルだがもちろん個室でホットシャワー付き、朝食は和食バイキング食べ放題、そして新館のロビーでインターネット無料で使い放題で$15はお得。現金で払えば割引がある。

・エンカルナシオンで取るブラジルビザ
エンカルナシオンのバスターミナル前の領事館で即日発行(2時間)約$54。ただしここは時々断られることがあるらしい。(特にブラジル長期滞在者、ヒッピー風)ビザ待ちの時間はターミナルの前にLos Andesという食堂があって、何と日系人経営で日本食が安く食べられる。泊まる人はそのとなりの息子夫婦の経営する宿が綺麗で安いらしい。


ブラジル

・フォス・ド・イグアスでの両替
イグアスはレートが悪い。そしてATMに頼ろうと思っている人は、CirrusはBanco do Brasilの中の一部のマシンでしか使えないので注意。その他のブラジルの都市ではそこそこ普通に使える。

・リオでボサノヴァ
リオに行くならぜひ生のボサノヴァを。イパネマ地区のViniciusというバーで毎晩やっている。入場料15ヘアル。最低消費8ヘアル。場所はイパネマ地区の有名なカフェGarota de Ipanemaの向かい

・トランコーゾの宿
客引きがたくさんいるが、クアドラの中にあるビデオ屋を兼ねている青い建物の宿は、どうやら盗難が多いらしいので避けた方が無難。シーズンオフはどこでも$5ぐらいであるので自分で回ってみるといい。
(Pousada Jequitiba オフシーズン一人一泊10ヘアル。綺麗でテラスが快適で、オーナーも親切。おすすめ。)

・トランコーゾからサルバドールへ
トランコーゾ(ポルトセグーロ発)からサルバドールへのバスは混んでいる上に値段が高い(一番安いのでR$59)のでフェイラ・デ・サンターナ行きに乗って、サンターナからサルバドールへ向かった方が安い(R$35+7.5)

・サルバドールのお薦め宿
BAIRO SANTO ANTONIO(看板無し)。バス付き個室でR$15。共同キッチンもあり屋上からは海を見下ろせる最高のロケーション。住所Rua Direita Do Santo Antonio 22。ペロリーニョ広場から坂道を下り再び登ってまっすぐ(徒歩5分ぐらい)。小さなロータリーのすぐ向こう。 連絡先はNALVAまで TEL 241-4321, nalvas@hotmail.com

・サルバドールからのバス
サンパウロ行き:8:00、19:50、22:00、22:30発 R$111〜137
リオデジャネイロ行き:7:00、15:00発 R$122

・ブラジルからの格安航空券
ヴァリグが学生料金を設定していないため片道南米内だとどこへ行くのもものすごく高い。 例外のサンチャゴ(ランチリ)でも学生片道で$370ほど。サルバドール〜ラパスがUS$570、マナウス〜ラパスがUS$630。ヨーロッパ方面は探せばUS$300〜400である。サルバドール〜リスボン〜アムスの片道で$400ほど。他サンパウロ〜マドリッドでUS$300〜400(時期によって違う)

・コルンバからサンタクルス(ボリビア)へ

コルンバのホドビアリアに着くと、客引きが「サンタクルスへの列車は混雑しているからここで予約したほうがいい」と言ってくるが、値段も高いのでキハーロのダフ屋から買った方がずっと安い。

出国は地球の歩き方には「長距離バスターミナルにあるPoliciaで」と書いてあるが、実際に出国審査をするのは近距離ターミナルの広場にあるPolicia Federalで行う。さらに別のターミナルからローカルバスでボリビア国境へ。ブラジル側は素通りで、ボリビア側の国境で入国審査を行う。賄賂等もなくスムーズ。両替屋もいてレートもまあまあ。そこからタクシーでキハーロ駅に向かう。

キハーロには食堂、安宿、両替屋もあるが、特に見るものは無いので駅構内のダフ屋と交渉してその日の午後の列車でサンタクルスに向かう事もできる。次の日の12時頃サンタクルス着。


ボリビア

・サンタクルス


ペルー

・クスコの新しい日本人宿
日本人宿「八幡」一泊$5で、キッチン、洗濯機、無料コーヒー紅茶、NHKの映るテレビ、ビデオあり。部屋はとても清潔でふとんは羽布団。オーナーの八幡さんも親切。場所はCoricalle通り沿い。歩き方に乗っている日本食レストラン「金太郎」に地図付きのチラシが置いてある。

・プーノからクスコへ
15ソルから50ソルまで朝7時頃発と夜行の色んな会社のバスが走っている。おすすめはImexsoという会社で、乗客が少なくても時間通りに出発して、ビデオ上映、スナック、ティー、トイレ付きで25ソル。クスコにも明るいうちに着くので安心。

・クスコからナスカへ
以前はアレキパ経由が一般的だったが、今は道も舗装され(一部未舗装)色んな会社の直通バスが16時間ほどで結んでいる。料金は50〜80ソルぐらい。ペルー、ボリビアのバス全体に言えるがトイレ休憩 はほとんどなくて、自分の時は夜行16時間で1回休憩しただけだった。(TUR PERUは80ソルでトイレ付きとの事)

・ナスカの遊覧飛行
客引きは相変わらずロンリープラネットや歩き方に載っている値段を言ってくるが現在値下がりしていて、町から送迎込みで$25。自分で空港に行く場合は$20+5ソル(空港税)で出来る。街で声をかけてくる個人の客引きは単に人数を集めてお金と引き替えに航空会社に引き渡すだけなので、関わる必用は無い。

・ナスカのお薦め宿
El Pajonal 一泊10〜15ソル。綺麗でしかも、遊覧飛行を薦めてこないナスカでは珍しい宿。逆におばさんは、地上絵ツアーの相場とぼらない旅行代理店を紹介してくれる。場所:アルマス広場の近く、Av. Callao沿い

・リマの日本人宿
「沖縄」一泊6ドル。ドミトリーとなっているが、ほとんどの部屋が2〜3人部屋で人が少ないときは1人で使わせてくれる。フリーコーヒー、朝食付きで宿の主人も親切。情報ノートあり。場所:Av.Lampa沿い、政庁の1ブロック東側


コロンビア

・エクアドル国境からカリ行きのバス
この区間(パスト〜ポパヤン)はバス強盗が頻発しているので、夜間と金、土、日、祝日の移動はやめた方がいい。自分は土曜日だから大丈夫だろうと思っていたら、二人組のバス強盗にやられた。自分は財布の見せ金だけですんだが、荷物全部やられた旅行者もいる。警察に届けても事件にもならないほどの頻度で発生しているので注意。

・カリの日本人宿
日本人宿「だるま」一泊8000ペソ。基本はドミトリーのみ。家族経営でアットホームな宿。洗濯機も洗剤込みで2500ペソで使える。

・カリからボゴタへの夜行バス
この区間は19時頃から23時頃までBolivarianoとExpreso Palmiraが約15分毎ぐらいに走っている。値段は37000〜40000ペソ。所要10時間

・ボゴタの日本食
ノルテ地区「侍や」主人が70年代のバックパッカーで面白い話が聞ける。昼の定食はどれでも8000ペソ。セントロからは、Carrera7から「K7 Cal***」のバスの***が120以上の物に乗る。Calle120を過ぎた所のTEXACOのガソリンスタンド前下車。並木の細い小道を入っていった所にある。15時〜18時は閉まっているが、昼から夕方まで相手をしてくれる。

・カルタヘナから中米へ
基本的に格安航空券は無く、片道は正規運賃ばかりなので他に比べてかなり割高。学生証がある人はカリ、ボゴタ、バランキージャにあるスチューデントフライトの代理店を当たった方がいいかも。
カルタヘナ−パナマシティはロンプラに$139と書いてあるが、結局税金やら何やらで$180近くになる上に、出国税が$29かかる。 カルタヘナ−パナマシティの片道航空券の発券にはパナマを出国するチケットが必用。アメリカoutのチケットでもチケットは売ってくれるが、空港で少しもめた。往復を買って払い戻す事も出来るが、その場合支払いはクレジットカードのみと言われた。実際パナマでの払い戻しは現金でも出来るようだったが、その場合は日数がかかるらしい。(カードの場合は一回出向くだけで15日後にカードのアカウントに振り込まれる)


パナマ

・パナマシティの治安
安宿が集まっているカスコビエホ地区は半分スラムで治安はかなり悪く、夜8時以降の外出は不可能に近い。自分は9時頃人出のある大通りを時々振り返りながら歩いていたが、いきなり二人組の男に襲われた。被害は無かったが顔を怪我したので、この地区の宿泊はやめるか日没以降はタクシーは必須。

・パナマ運河
ミラフローレス水門の見晴らし台は朝から夕方まで開いているが、昼間は時間を区切って一方通行にしているので、一番最初の船がやって来るのは午後になる。ミラフローレス水門へは、セントロの近距離バスターミナル(きちんとターミナルになっている)からガンボア行きで50セント

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