このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ここではちょっとした魚の話をいたしましょう。

そんなこと知っても人生が大きく変わるということはありませんが、
楽しくものごとをみる力は養えると思います。
「想像力もまた無限なり」そういう切り口でまわりを見てみましょう。

中村荘のスタッフにもいろいろ直接聞いてみてください。

タコの手はどれ?

 タコは足が8本あることはご存知でしょうか?全て足でしょうか??この中に手があるとするなら、その見分け方をご存知でしょうか?
 庄助さんが言うには、タコの頭を「コラ!」と言って叩いてみると良いそうです。そう、頭を押さえた2本が手なんだとか??
 他にもタコに手ぬぐいを1本渡してみるのだとか?そうそう、上手にハチマキを絞めるのに使ったのが手なんだそうです。
 冗談はさておき、タコには8本足があるのですが、もちろんそれぞれに役割があるようで、餌をとるときに使うもの、泳ぐ時につかうもの、生殖に使うものなどちゃんと使い分けられているようです。だから人間の手のように使うものもあるのですが、そもそも手と言う概念をタコに押し付ける方が、おかしなことなのかも知れません。

とどのつまり

 「どどのつまり」という言葉をご存知でしょうか?辞書で調べてみると、慣用句とあり、その意味は「つまるところ」とか「結局」というもの。なぜこのような言葉で言われるのでしょうか?
 とどはボラの大きくなった成魚のことを言います。ボラは出世魚のひとつで、イナダ→ボラ→トドと成長に伴い呼び名が変わります。つまり、それ以上大きくなっても変わらないという意味だそうです。
 ここでもう一つボラにまつわる話を一つ。ボラが海面を大きくジャンプしている姿を見たことがあるでしょうか?
 なんでも、庄助さんの言うには、神様がボラに嫁さんを与えたそうなのですが、それがなんとオコゼだったようで、毒があって顔が厳ついオコゼは嫌だとボラが跳ねてあがいているのだとか??
 もちろん、実際はそういうものではなくて、ボラにもちゃんと雄雌おります。跳ねる動作も、異性へのアピールだとか?体に付いた寄生虫などを振り落とすためだとか?単に跳ねたかったから?とかいろいろ推測されますが、けっして嫌だからジャンプしているのではありませんので、ご理解下さい。

タイのタイ

 タイを焼き魚として食べるときに注意して探して欲しいのですが、タイの形をした骨があるのです。その骨をタイのタイというのですが、これがなかなか見つかりにくい(右の写真)。ちょっとした会話に使ってみてはいかがでしょう?
 ちなみに、タイの中にごく稀に骨に瘤のようなものがあるものがおります。たいてい尾びれに近い骨に見つかります。これは何かと調べてみますと、このタイが幼いころに潮の流れの速いところで育った証だと言うのです。小さいころに潮の流れの速いところで泳ごうとしたため、骨が傷付きそれを守るために骨太になったというわけ。骨から育った環境が推測されるなんて興味深いことですね。

もっと知りたい人は、中村荘でお聞き下さい。

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