このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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★10.07 「ぼくらの花火」花火大会
子ども達がイメージした花火の打ち上げ
大仕掛けと4号玉
主催:(社)長野青年会議所
協力:信州煙火工業(株)
- 長野市の
長野青年会議所
(若麻績享則理事長)が企画した、子どもたちがデザインした打ち上げ花火を秋の夜空に打ち上げるイベント。年代の異なる子ども同士の触れ合い、大人も加わる交流を通し、一つの作品を作り上げる喜びを体験してもらいたい、子どもと親、地域住民と触れ共に育っていく、これからの共育を考えていこう、との願いから計画された。
子どもたちがデザインするのは、空で開くと直径80㍍ほどの球形になる4号の打ち上げ花火。
「こんな花火があったら楽しい」と思うデザインを自由に出してもらい、そのイメージを取り入れた花火を煙火店が制作する。
- 打ち上げ場所は、長野えびす講煙火大会でお馴染みの犀川グラウンド、えびす講よりも西側、丹波島橋に近いところである。堤防道路からはテントや仕掛け花火の枠が目に入ってきた。駐車場係りの方に「見学させてください」とお願いし、車を置いたのが16時半頃。犀川に近い方では、信州煙火さんがスターマインのセッティング、4号・5号の筒を設置していた。8月14日の聖高原納涼煙火大会の打ち上げ現場にいらした若手の煙火師さんにもお会いできた。17時に夕日が沈む、犀川の水面に映る様は何とも素晴らしい。この場所はサンセット・ポイント100選に入っていただろうか?17時40分過ぎには、子ども達は2班ずつ3グループに分かれて、親や会議所の方と打ち上げ現場まで行き、煙火師さんからお話を伺った。煙火師さんへの質問は、保護者の方が主で、「資格のこと・どのくらい高く上がるのか・点火方法等」お聞きしていた。答える煙火師さんは、少々緊張していたようです。煙火師さんにとっても、このような機会はほとんどないのではないでしょうか。我々観覧者も、直々にしかも打ち上げ現場で、煙火師さんと話を交わすなんてこと滅多にできません。子ども達も、今後観る花火の見方も変わってくるのではないでしょうか、とっても良い機会だったと思います。テント脇では、豚汁(うどんだったか?)で腹ごしらえをし、体を温めていた。「お代わりありますよ〜」の声に、私のお腹がチョットだけ反応したようです。
- いよいよ仕掛花火です。子ども達が画用紙に思い思いに描いた絵柄を掲げ、「1班、仕掛花火、大仕掛、【ウサギ】、煙火師さ〜ん、お願いしま〜す」、こんな感じで点火されていく。絵が浮き上がると、「ウォ〜ッ!!」という歓声と拍手。仕掛の枠は、一辺1.8㍍。仕掛は7つ、名前が間違っていたら教えてください。
ぼくらの仕掛花火 |
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①うさぎ | ②イルカの親子 | ③ゼロ戦 | ④バイキンマン? |
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⑤星のカービー | ⑥スマイル | ⑦笑顔の地球 |
- 仕掛に続いて、打ち上げ花火です。一つの班で2発、計12発、4号玉のようです。何れもピィーッと音を出しながら昇っていく笛付きでした。子ども達がイメージした花火の絵を掲げ、「1班、打ち上げ花火、【ひまわり】、煙火師さんお願いしま〜す」。写真を掲載したいところですが、うまく撮れませんでした。こんなタイトルでした、【ひまわり】、【夜空に輝くアンドロメダ星雲】…綺麗でした、【レインボーサンフラワー】…いわゆる万華鏡、【世界に愛を】、【レインボー】、【虹色の太陽】…これも万華鏡、【ハートの型をしたチョウ】…直線状にしか見えず残念、【ビッグ(リ)エッグ】・・・・・膨らんだハート、下の画像をご覧ください。
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ビック(リ)エッグ | 主催者のメインテーマ |
- 花火のプレゼントとして、スターマインを挟んで前後に5号玉10発ずつ上がりました。信州煙火さんが各地の花火大会で上げる、お得意の「大葉入り」とか「時計草」という名の花火のオンパレードでした。
- 子ども達の感想は、「想像以上に上手くできていたので、良かったです。楽しかったです。」と発表していました。
- 最後は主催者の「ぼくらの花火ッ!!」に呼応して参加者の「点火ーッ!!」の合図で、20〜30㍍のナイアガラに点火、続いて葉落入りの錦冠スターマインで終了しました。
- 主催者の終わりの挨拶によると、今回打ち上げまでの体験学習は下記のようです。また、翌日朝6時から、花火の殻を拾ったり清掃して、後にグラウンドを使う人たちが気持ちよく使えるようにしましょう、とのこと。
- 6月の第1回目に、花火の原画を描いたり、花火のことを勉強
- 2回目に、花火工場の見学と火薬の勉強
- 3回目に、キャンプ実施、大仕掛けの枠組みを作って花火を上げた
- 9月の4回目に、お祭りを体験し、お祭りの花火を見学
- 5回目の今回、オーナーとなった花火の打ち上げ
- 主催者が「近所の方や父母の方にも花火の説明をしてください、教室でも友達に花火を作ったと自慢してください」と結んだ。
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ぼくらの花火玉がセット
された4号筒 | 5号筒を設置しています | スターマイン 筒先に
導火線を繋いでいます | 煙火師さんの説明を聞く
参加者の皆さん |
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打ち上げ前のひととき | こんな花火を作りました | ナイアガラに魅せられて | ナイアガラ |
花火王国である長野県に、こんなイベントがあったらいいな〜と、以前から思っていました。
体験学習や異年齢の子ども同士、親、地域の人たちとの交流はもちろんですが、
花火づくりの楽しさ、花火の美しさを知り、花火好きになってほしいと願っています。
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