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冠着橋…幅員が4段階に変わる不思議な橋 田舎の香りシリーズ ◆第7弾◆
冠着橋(かむりきばし)
千曲川に架かる、それは世にも不思議な橋である
なんと道幅が4段階にも変わるのだ
長野県埴科郡戸倉町の千本柳と更級を結ぶ、全長473メートルの橋
33年を費やし、6回にわたる架け継ぎをして、1991年(平成3年)に全面開通した
写真の①→④(右岸→左岸、新→旧)の順で渡ってみよう。 | |
数字は「冠着橋の歴史」のなかの写真の数字と一致しています。 |
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画像 | 年 月 日 | 竣 工 状 況 | 長さ M | 延長 M | 幅 M | 備 考 | |
① | 1991.9 | 平成3年 | 全面開通 | 117 | 473 | 7.3 | 歩道2.5M付き |
② | 昭和59年 | 鉄筋コンクリート | 50 | 356 | 6 | ||
昭和58年 | 台風10号で木橋流失 | ||||||
1982.8.13 | 昭和57年 | 鉄筋コンクリート | 50 | 307 | 6 | ||
1981.7〜9月 | 昭和56年 | 台風15.16号で木橋流失 | |||||
昭和48年 | 鉄筋コンクリート | 50 | 257 | 6 | |||
③ | 昭和48年 | 鉄筋コンクリート | 100 | 207 | 4 | ||
④ | 1969.7.8 | 昭和44年 | 鉄骨トラス橋竣工 | 107 | 107 | 3 | 現在のもの |
1965.9.17 | 昭和40年 | 台風24号で通行不能 | |||||
1958.6.19 | 昭和33年 | 板敷の吊り橋竣工 | 74 | 74 | 3 | 本流部分のみ | |
江戸時代から | 渡し船 |
『千本柳と旧更級村を結ぶ交通は渡船解消の時期にしても、永久橋化の細切れ架橋にしても常に計画が後回しにされ 千曲川渡川交通手段上、上流、下流100キロメートル範囲中、いつも時代から取り残され、あたかも過去の架橋技術が 一カ所に集まった博物館か展示場のようで考古学的価値の方が高い。 千本柳が他に誇れるものの名物の一つとして、その活用先を考えてはいかがなものだろうか。』 |
2002年(平成14年)11月1日、この上流に新しい「大正橋」が開通した。 |
(2002.11.30記) |
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